2006-10-01から1ヶ月間の記事一覧

祇園 ちご餅 By 三條若狭屋

かつて、若狭から出て来た人が始めた若狭屋なる菓子屋があったそうな。そこから暖簾分けした店が二條若狭屋と三條若狭屋で、本家の若狭屋は無くなったそうな。ちご餅は、かつて祇園祭の際に、鉾に乗る稚児に与えられた餅だったそうなのだが、いつの間にかそ…

野菊 By 百万遍 かぎや政秋

私は、このお店の前を百万遍とまでは言わないものの、千回程度は通っているはずなのだが、ずっと昆布の煮物のお店だと思っていた。 野菊 直径2.5cm,高さ2cmの、見た目は焼き菓子なのだが、どうも押し物らしく、もろい。アーモンド風味で、やっぱりクッキーぽ…

西陣風味 By 千本玉壽軒

このお店は、昭和の初期に本家玉壽軒が移転する際に、本家玉壽軒がもともとあった場所に分家する形で独立したとか。西陣というのは、応仁の乱のときに西軍が陣を張った付近なのですが、東陣て言う地名は聞かないですな。で、その西陣で手工業な織物製造がさ…

ロールケーキ対決 in 沼津

イタリアンロール By 冨久家 幅8cm高さ6cm×長さ23cm。表面にアーモンドスライスが付いている。表面の皮は、やすもとのものよりも、かなり粘りがある。5mm角程の大きさの、砕いたマロンの甘露煮が入っていて、食感的なアクセントになる。1280円(税込) シュー…

煎茶器 By 甘春堂

湯飲みを買ったのだな。これで数奇者の仲間入りか。で、お茶を入れようと思ったのだが、私の家にはお茶がなかった(なら、湯呑買うな!伊右衛門の濃くない方を買ってきて、入れてみた。PETボトルに残った方と、この湯飲みに入れたものを飲み比べると、味が違う…

うなぎ

最近の記事ではないのですが、「おしえて!東京、美味しい『うな重』」in大手小町という記事があって、最初は土用の丑までにレポートするつもりだったのですが、「そもそもウナギの旬は夏ではなかったので、夏場にウナギは売れなかった。苦肉の策として、宣…

春満開 By 清閑院

春満開は春季限定の、ド派手な色彩のお菓子である。蝶やタンポポなどは羊羹で出来ているらしい。抹茶味で、青エンドウがまばらに入っている。小(16.5cm×7cm×高さ3.5cm)1500円(税別) 嵐山の錦繍 断っておくと、清閑院は嵐山の近くにあるわけではない。「嵐山…

花供僧 By 田丸弥

花供僧 「はなくそ」と読む。毎年京都真如堂で涅槃会の参拝者に配られるため、真如堂貫長からのありがたいお言葉が添えられているが、その中では「鼻尿」とストレートに表現されている。直径1cmぐらいの球形で、薄茶色の物体。軽く焼いたおかきに、黒砂糖を…

愛玉子

本日の東京の最高気温は21℃だったらしい。こんな日は冷やした愛玉子(オーギョーチィ)が食べたいよね。って、愛玉子って何やねん?愛玉子は台湾に生育している桑科の植物の実を水もみして作る、寒天のような食べ物らしい。「愛玉子」という、そのまんまの店名…

わらび餅 By 文の助茶屋

本日の東京の最高気温は21℃だったらしい。こんな日は・・・(言葉に詰まるなよ!3種詰合わせ1,000円(税別) わらび餅 ニッキ風味である。かなり弾力がある。きな粉はそこそこの質である。 抹茶わらび餅 わらび餅自体に抹茶が練り込み済み。弾力はニッキのと同…

どら焼き By 笹屋伊織

享保元年(1716)、伊勢の田丸というところに、たいそう腕が良い菓子職人がいると聞きつけた朝廷は、その菓子職人を京に呼び寄せ、田丸姓と、伊織の官位を与えた。その菓子職人は京に笹屋という菓子屋を開いた。それが今日の笹屋伊織とのこと。笹屋伊織の5代目…

銅鑼焼き By 梅花亭

小伝馬町店に行ったのですが、今日は「べったら市」とかで、わたしの前の客は川越から来たと言っていました。 銅鑼焼き こちらの銅鑼焼きが、こんにち「どら焼き」と呼ばれているものの元祖なのであるが、2枚の皮に挟まれたものではなく、球形の餡に衣をつけ…

ひと口わらび By 先斗町駿河屋

本日の東京は気温が25℃あったらしい。こんな日は冷やしたわらび餅(ryひと口わらびは、こしあんをわらび餅でくるんだものである。3.5cm×3.5cm×高さ3cmの、ひとくちサイズである。わらび餅部分は全く弾力がなく、こしあん部分と堅さが同等で、2つの部分が口の…

りんごのコロッケ

神田明神下交差点付近に「りんごのコロッケ」という看板を発見。2個購入。見た目は長径7cm,短径5cm,厚さ4cmぐらいの大きさの、普通のコロッケ。食べてみると、ミンチ肉入りのジャガイモの中に3cm×3cm×5mmぐらいのりんごの甘露煮が1切れ入っていた。そもそも…

バウムクーヘン By コンディトライ バッハマン

大きさは、小:外径15cm,内径5.5cm,厚さ2.5cmで、1こぶ分である。外周はシナモンシュガーでコーティングされていて、甘い。断面を見ると、これが本当に手作業なのか!?という精密さである。食べてみると、ふんわりしており、シナモンを主体とした秘伝のスパ…

どら焼対決!! in 東京

どら焼を最初に作ったのは東京都中央区の梅花亭の2代目で、明治の初めとされる。今回は、うさぎや(上野)、うさぎや(日本橋)、亀十(浅草)、清寿軒(日本橋小舟)をピックアップ。 つばらつばら By //www.turuya.co.jp/">鶴屋吉信:京都では、他の地方で「どら焼…

久寿もち By 長門

本日の東京の気温は、27℃あったらしい。こんな日は、冷やしたわらび餅なんかが食べたくなるよね。長門の創業は徳川将軍八代吉宗の頃で、以降、代々、徳川幕府の菓子司を務めてきたそうな。長門の久寿もちは、久寿もちではなく、わらび餅なのであるが、何故わ…

カツサンド対決!! 香味屋 v.s. 宇田川

真っ当なカツサンドって、カツの端の部分は入ってなくって、パンの大きさ分だけ、ちゃんとカツが入っているものなんですな。 香味屋 5cm×5cm×厚さ3cm×4切れ。パン自体も1cm近くの厚みがあり、見た目のボリューム感がない(写真)。パンの両面に焼き目が入って…

銀座かずや

店主の古関一哉さんから聞いた話では、「かずやの煉」を販売し始めたのは5年ほど前で、当初は銀座7丁目の某料理店を日中だけ借りて販売していた。ので「"銀座"かずや」なのだという。現在地(有楽町)に独立して店舗を構えたのは約1年前とのこと。ので、今日現…

マカダミアナッツ揚げまんじゅう By 菊廼舎

マカダミアナッツを砕いたものを表面につけた、こしあんの入った饅頭を、植物油で揚げたものである。個人的には、中華料理のゴマ団子に一歩及ばない気がしました。賞味期限当日限り、1つ168円(税込)

ガトー・ピレネー対決!! オーボン・ヴュータン v.s. アンリ・シャルパンティエ

バウムクーヘンというものは、こぶがあって、膨らんでいるところが柔らかく、締まっている部分が堅く焼かれていて、そのメリハリを楽しむものだと思うのだが。ということで、正統派のこぶのあるものを買ってきました。アンリ・シャルパンティエのほうに付い…

バウムクーヘン対決!! 島田屋製菓 v.s. クラブハリエ

先に断っておきますが、クラブハリエのバームクーヘンには、滋賀県内および三越日本橋本店新館の店舗でのみ販売している、賞味期限が本日中のものと、それ以外の2種類があります。今回は三越百貨店本店に行ってまいりました。両者の主な違いとしましては 賞…

西洋かりんと By イル・プルー・シュル・ラ・セーヌ

渋谷駅から徒歩20分(実測)。途中、かなりのアップダウンがあるので、150円払って東急トランセとやらに乗れ。150円×2が高いと思う貧乏人は、この店に来るな。で、保冷剤はその後、消臭剤に使えるとか、購入したケーキの食べ頃の温度の説明とか、このお店の変…

にしかまプリン By les choux

名前の、"にしかま"は、西鎌倉の略らしい。買った時には、確かにプリンの上にクリームが載っていたはずなのだが、家に着いたら一体化していた。ので、写真はありません。。。ということは、なめらかプリン系の、プリンというよりカスタードクリームのどろど…

利休ふやき By 菊家

利休ふやきは、長径5cm,短径4cmの楕円で、厚さ1.5cmぐらいの物体である。膨らんだ状態の麩を、砂糖でコーティングしたようなお菓子である。大部分が口の中で溶けてしまうので、食べたのに食べた気がしないような、でも、続けて何枚も食べれるような軽さは無…

デンマークチーズケーキ By 観音屋

デンマークチーズケーキは、温めて食べるものだそうだ。温かいうちに食べるチーズケーキと聞いた時、りくろーおじさんのチーズケーキを思い出したのだが、まったく別の発想によるもので、チーズケーキの上部に2mmぐらいのデンマーク製チーズの層があり、これ…

マルセイバターサンド By 六花亭

マルセイバターサンドは、レーズンを含むバタークリームを2枚のクッキーではさんだものである。レーズンの味付けは甘く、バタークリームは口解けがよく、クッキーはしっとりしていて食べやすい。5枚550円(税込)。参考:レーズンクッキー By 欧州菓子クドウ