2006-12-01から1ヶ月間の記事一覧

古都の石 By ますや

ますやは左京区一乗寺稲荷町40番地という、住宅街にある和菓子屋さんです。古都の石は、直径4cm,高さ2cmの円柱形の寒天の「わり氷」の中に、小豆と白隠元の甘露煮が閉じ込められた、お菓子です。見た目も涼しげで、食感的にも楽しいです。非常に甘いです。1…

音羽山 By 柏屋光貞

柏屋光貞は煎茶の幾つかの流派の御用達で、店主が修験道の行者であるという店である。音羽山は、秋の紅葉の音羽山に見立てた菓子で、味は州浜に近いが、歯触りがちょっと違う。大きさは直径2cm,高さ1.5cmで、1つでは物足りない感じである。15個入り1100円(税…

鎌餅 By 大黒屋鎌餅本舗

そもそも鎌餅は、江戸時代に鞍馬口の茶屋で売られていたそうな。が、その後しばらく途絶えていたのを、明治30年前後に大黒屋の初代が復活させたものらしい。鎌餅の名前は、形が鎌の刃先に似ているからと言われる。非常に柔らかい餅で甘いこしあんを包んだも…

りんごのタルト By AU GRENIER D'OR

オ・グルニエ・ドールは、堺町錦上ルの、知らないと通り過ぎてしまいそうなお店である。メニューはいずれも良心的な値段である。 りんごのタルト パイ生地の上に半月状のリンゴのスライスが並べられていて、ソースで固まっているのですが、そのソースの味が…

赤飯まんじゅう By 五建ういろ

赤飯まんじゅうは、赤飯を中華のまんじゅうの皮で包み、てっぺんに栗を乗せたものである。電子レンジで20秒ほど温めてからお召し上がり下さいとの事。大きさは直径5.5cm,高さ(栗を含む)4.5cmである。赤飯は塩味で、米はモチモチしている。皮もモチモチしてい…

月心 By かま八

月心は、数年前まで「西陣どら焼き」という名前で販売されていたのだが、いつのまにか「月心」というちゃんとした名前がつけられていた。何度か書いた通り、京都では、他の地方で「どら焼き」と呼ぶ菓子を、「みかさ」もしくは「みかさ山」と呼び、「どら焼…

清浄歓喜団 By 亀屋清永

清浄歓喜団は密教と共に唐から伝来した菓子で、現在も密教系の寺院でお供え物として採用されているそうな。残念な事に、江戸時代後期に、中身の餡がそれまでの原材料から小豆に変えられているそうなのだが、味付け自体は変わらないらしい。清浄歓喜団は、巾…

あんバーガー By Wendy's

Wendy'sのレジには、「ハンバーグのかわりに、あんを入れてみました」というPOPがついていました。あんバーガーは、温かった。構成は、下から、パン、ホイップバター、粒餡、スライスチーズ、パンである。ちょっと名古屋っぽい取り合わせである。ホイップバ…

Krispy Kreme Doughnuts

クリスピー・クリーム・ドーナツは、アメリカで近年、急成長したドーナツのチェーン店で、本日、新宿に日本の1号店が開店しました。10時開店ということで、10時に行くと、既に200人ぐらいの行列。客が並んでいるのをないがしろに、店側は10時からテープカッ…

昔なつかしいお菓子 By 船はしや

昔なつかしいお菓子は、大きさ3cmくらい大きさの、顔と"福"の字が書かれているお菓子である。味は、ぼうろなのであるが、にしては上面がつるつるだし、顔まで書かれているしで、かなり手の込んだものであるのは間違いなさそうだ。1袋320円

月餅 By 本家月餅家直正

この月餅は、日本の焼き饅頭の元祖である本家月餅家直正の創業は文化元年(1804年)。当初、月餅を「げっぺい」として販売したが、客が「つきもち」と呼んだため、店主が「こうなったら、もう、"つきもち"で良いですわ」的に「つきもち」が正式名称になった。…

御池煎餅 By 亀屋良永

御池通の御池とは、神泉苑を指す。ちなみに、私の父は神泉苑幼稚園卒なのだが、何の妖術も法力も使えない。御池煎餅は、御池通に沿いにある亀屋良永で売られている麩焼き煎餅で、直径6cm,厚さ8mmぐらいの大きさである。すり蜜で薄くコーティングされているた…