月餅 By 本家月餅家直正

月餅

この月餅は、日本の焼き饅頭の元祖である
本家月餅家直正の創業は文化元年(1804年)。当初、月餅を「げっぺい」として販売したが、客が「つきもち」と呼んだため、店主が「こうなったら、もう、"つきもち"で良いですわ」的に「つきもち」が正式名称になった。客に合わせるのが、関西の客商売の基本であったことを思い起こさせるエピソードである。折も日本は鎖国の時代。客はおろか、店主も中国に月餅(ゲッペイ)という菓子があることなど、つゆも知らなかったらしい。
月餅は、直径5cm,高さ2.5cmぐらいの円柱形で、上部表面にケシが散らされている。中には白餡が入っている。味は、中国のゲッペイに比べ、上品で、甘い。1つ150円。