どら焼対決!! in 東京

どら焼を最初に作ったのは東京都中央区の梅花亭の2代目で、明治の初めとされる。
今回は、うさぎや(上野)、うさぎや(日本橋)、亀十(浅草)、清寿軒(日本橋小舟)をピックアップ。

つばらつばら By
//www.turuya.co.jp/">鶴屋吉信:京都では、他の地方で「どら焼」と呼ぶ菓子の事を、「みかさ」もしくは「みかさ山」と呼ぶ。奈良の三笠山の事だと思われる。大阪で一番古い和菓子店である高岡福信でも「みかさ山」として販売していたので、近畿では「みかさ」で通用すると思われる。むしろ、どら焼きと言えば笹屋伊織の棹菓子を思い浮かべる人もいる。つばらつばらは、1枚の皮を半分に折って、餡を包んだ形のどらやきである。幅6cm、長さ5.5cm、厚さ1.5cmと小さいが、皮が薄いくせにもっちりしており、容易に噛み切れないため、"つばらつばらと(古語で、しみじみと)"味わうしかない。この種類の皮を用いた菓子なら、どらやきではないが、福寿堂秀信の花御堂のほうが個人的には好き。1つ140円(税別)
//www.tctv.ne.jp/usagiya/">うさぎや(上野):直径9cm。噂通り、皮の気泡が縦に並んでいて、さっくりと裂ける。餡はまろやかである。1つ180円(税込)
//www.wagashi.or.jp/tokyo/shop/0303.htm">うさぎや(日本橋):見た目は上野のものと区別が付かない。こちらも、皮の気泡が縦に並んで入るのだが、皮1枚が、2枚を貼り合わせて作ったような構造になっていて、その貼り合わせの部分で裂けるのが止まってしまい、上野のものの様にさっくりとは裂けないし、そもそも皮が分厚い。上野の勝ちである。餡は上野より甘く、あくが強い。1つ170円(税別)
//mpn.cjn.or.jp/mpn/contents/00002083/page/cp_top.html">清寿軒:厚さ4cmと、餡が多い。が、餡の水分が少ないため、餡が多くても日持ちが常温で4日と長い。餡にコクがあり、どちらかというと通好みな味。餡にこだわりを持つ、違いのわかる人にだけ、お薦めします。大:1つ210円(税込)
//ryoma.cantown.jp/cgi-bin/WebObjects/Cantown.woa/4/wo/bGt8AsJq4W1I6ZCyPA9s10/2.5.0.3.1.4.0">亀十:直径10cm。皮がふんわりとしている(写真)。餡が少ない。この価格でこの味なら、同じ方向性の草月の黒松のほうが良いんじゃない? 1つ250円(税別)

 参考:みかさ By 阿月御笠山 By 文明堂