宮本むなし

最近神戸で宮本むなしという定食屋が増殖中という情報をキャッチし、始発電車で(なぜ?)池袋店に行って来ました。
店名なのですが、社長のご長男の宇都宮受仁也(ジュニア)氏(当時3歳)が、舌足らずだったため、宮本武蔵宮本むなしとしか発音できなかったことに由来するとか。このグループの他の店に、「12.6」という名前の店があり、どうやらそれは社長の誕生日とのことで、この宮本むなしも、なんというか、イエスマンばかりが集まったワンマン会社の社長が思いつきでつけて、誰も苦言を呈さなかったのだろうと推測できます。
宮本むなしは食券制で、自動券売機で食券を買った後、席について店員が来るのを待ちます。店内は予想していたより広く、80席ぐらいありそうでした。なかには店員に入ってきたのを気づいてもらえずに、しばらくほったらかしにされているお客さんもいました。思ったよりも客は多く、A.M.6:30に22人もいました。24H営業なので、約半分は昨晩から居るのではないかと思われる客でした。店内のBGMはブルースでした。。。
料理は、めしや丼より早く出てきました。テーブルには「関西人気No.1カレーショップのドレッシング」というものがありました。関西人気No.1カレーショップのカレーならともかく、ドレッシングごときにそんな薀蓄たれられても困ると思いました。とりあえず、ドレッシングは、学生時代に行っていたレストランのものより劣っていました。
定食の御飯は御代り自由で、客席の間に電子ジャーが置かれ、客が勝手によそうシステムでした。お茶も、最初は店員が持ってきてくれるのですが、2杯目からはテーブルに置かれたポットから客が勝手に注ぐようでした。

ハンバーグ定食(\620)
御飯(御代り自由)と味噌汁、サラダ付き。ハンバーグの付け合せはスイートコーンとポテトフライと目玉焼き。ハンバーグと付け合せは鉄板に乗ってくるのですが、半熟状態の目玉焼きをひっくり返して置いておくと、普通の洋食屋なら反対側にも焼き目がつくのですが、このお店では鉄板の温度が低く、そうはなりませんでした。まぁ、このお店にそこまで求めるほうが悪いのかもしれませんが。ハンバーグのソースはデミグラスソースで、ファミリーレストラン並の味。ハンバーグはデニーズのハンバーグに似ていました。
親子丼(\390)
具は、鶏肉、かまぼこ、玉ねぎ、きざみネギ、三つ葉。かまぼこがアクセントになっている。ビジュアル的にキツい。きざみネギを止め、かまぼこは白一色のものにして、三つ葉は卵で綴じずにあとから載せるようにすると、もう少しまともな見た目になるのでは。
カツ丼(\580)
具は、とんかつ、玉ねぎ、きざみネギ、三つ葉。ビジュアル的には、まとも。きざみネギのぶん、どんどんよりは若干美味いが、値段の差ほどではなく、コストパフォーマンス的にどんどんに負けているかも。
かきあげうどん(\290)
かき揚の具は、小海老(殻付き)、にんじん、たまねぎ、グリンピース。かき揚は、一度どこかで揚げたのを、揚げなおしている様子。つゆは関西風の透明なつゆで、なか卯よりいいかも。でも、麺のほうは、なか卯のほうがコシがあっていいかも。
きつねうどん(\250)
きつねは大きさが大きいとは言え、薄くてジューシー感が無く、枚数も1枚で、なか卯のきつねうどんより揚げは少ないと見ていい。また、砂糖を使っているらしく、多少エグイ。つゆは関西風の透明なつゆで、なか卯よりいいかも。でも、麺のほうは、なか卯のほうがコシがあっていいかも。