カツ丼 By 宮本むなし

先日、以前の上司に久しぶりに会った時に、「最近、体の調子どう?」と聞かれた。
確かに健康にはかなり不安があるので、「いえ、あまり」と答えると、「体に良い物食べなきゃだめだよ」と説教を垂れられた。
で、「そういえば、富士そばのカツ丼って旨いよな」と言い出す。思わず「カツ丼って健康的な食事なんですか?」と聞き返したところ、「カツ丼は健康的だよ」とのたまう。
ぜんぜんそういう風には思えないのだが、とりあえずカツ丼ばかり食べてみる。何かあったときは、こいつから賠償請求してくれ>遺族
いつものように、まずいと思われる順に行ってみる。

カツ丼
580円って、宮本むなしのくせに高くないか?と思いつつ、食券を買う。ほとんどの宮本むなしの利用客はご飯がおかわり自由の定食メニューを頼むのだろう。メニューの写真ではカツが卵でとじられていない様に見えるが、実際は卵でとじられている。卵は半熟で、具はカツと長ネギで、上から三つ葉がかけられているが、あいかわらずビジュアル的に悪い。カツの肉の厚さは1cm前後で思っていたより柔らかい。どんぶりの口の大きさが大きいので、相対的にカツが小さく見えるが、そんなに小さいわけでもない。卵が半熟であることからも分かる通り、あまり具は煮込まれておらず、カツの衣のサックリ感とか、長ネギのシャキシャキ感が残っており、卵の半熟のトロトロ感も加えると、食感的にかなり楽しい。味付けは関西風の薄味で、期待以上に旨く、580円が適当な価格のような気もする。