Widelands

先日たまたまWidelandsというフリーのシミュレーションゲームを見つけた。
いろいろな施設を建設していって自分が率いる部族を繁栄させて、他の部族との最終決戦に望むというゲームです。
Widelandsのサイトにコンパイル済みのパッケージがあるのですが、自力でビルドしました。
homebrewでインストールできるように pull request を挙げました。そろそろコミットされそうな雰囲気です。

このゲームの何が楽しいかというと物資の輸送を部族の労働者や家畜が行うのですが、それを見ているのが楽しい。
先程Lincity-ngというゲームをやりかけて止めたのですが、WidelandsやSimutransのようにキャラがちょこまか動いているほうが待ち時間が苦にならないと思ったです。

話をWidelandsに戻しまして、最初起動するとマシンの地域設定を見に行くため日本語で起動するのですが、多分付属しているフォントに日本語部分がないため、いわゆる豆腐タイプの文字化けになります。Option から言語設定en_USを選ぶよろしある。もちろん英語ですが。
実際のところ和訳しようというボランティアがいないようで、日本語設定でもかなりの部分が英語のままです。

とりあえずチュートリアルをプレイした後、キャンペーンモードを始めたのですが、キャンペーンモードというのは1人プレイで、あらかじめ用意されたシナリオを順にクリアしていくというモードです。学生時代に「キャンペーン版大戦略Ⅱ」という商品を見て「キャンペーン版なのに安くない!」と勘違いしたのはここだけの話にしておいて下さい。
で、Widelandsには、蛮族と騎士とアトランティス人の3種類の人種がいて、それぞれ産業ツリーが異なる。アトランティス人は金鉱脈を見つけられなければそこで試合終了である。豚が飼育できて肉が確保しやすく、建築技術もそこそこな騎士。建築技術がいまいちな蛮族という印象です。
キャンペーン版の最初のストーリーは蛮族の話なのですが、エピソード1で酋長が「焼き討ちされた砦」や「父の骨が眠る場所」について語るのだが、結局そこには辿りつけない。だいぶあがいたのですがどう考えても到達不可能で、長々とそれらの話を英語で読んだのは徒労としか言い様がない。

2話目は漂流して無人島に流れ着いた騎士団の話。なのだが、エピソード3以降が未完成で尻切れトンボで終わる。Widelandsの最新版は2014年9月リリースなので、もしかしたら続きが完成しているかもしれないと思って調べたところ、この話は2012年から更新されていないようである。

3話目がアトランティス人の話なのですが…。まぁ、プレイしてみてのお楽しみというか、言われてみればアトランティスって(ネタバレにつき検閲されました)
で、その可能性を考えていなかったため、壊滅しました。
そうなると知っていれば、それならそれで対策を打てるので再チャレンジするのが筋のような気もするのですが、本当にストーリーと演出がショッキングで、打ちひしがれています。