サガン鳥栖 v.s. 横浜Fマリノス

サガン鳥栖はJ1初昇格で、J1リーグでは未勝利。
先週のJリーグカップ戦では川崎フロンターレにホームで勝利している。

鳥栖のスタメンに、マリノスから期限付き移籍中の水沼宏太が入った。
逆に、同じくマリノスから期限付き移籍中のキム・クナンは、マリノス鳥栖の間で、マリノス戦に出場できない契約になっていて、ベンチ外。
同じ期限付き移籍でも、契約条件に差があるなんて!

マリノスのスタメンは、小椋が怪我で富澤清太郎が守備的MFに入った。
水沼宏太とマッチアップする左サイドバックには金井が入った。金井と水沼宏太は、小学生からプロになるまでずっと同じチームだったそうな。

試合はホームの鳥栖が攻めこむ展開。マリノス鳥栖ディフェンスの裏にロングボールを蹴って大黒を走らせるチャンスしか作れない。
前半20分頃からマリノスもパスを回せるようになったが、パスの出しどころがなく、攻撃の形は作れない。
前半32分、鳥栖高橋義希が怪我で退場というアクシデント発生。
前半43分に齋藤学が左サイドを突破してコーナーキックを得た。このコーナーキック中村俊輔が蹴ったボールに谷口がヘディングシュート、しかしGKの正面で得点にはならない。

結局、前半はスコアレスだった。

尹晶煥監督のハーフタイムの指示は、マリノスのボールを持った選手との距離を詰めて、ボールを簡単に蹴らせないこと、だった。
鳥栖の、いわゆる球際の守備は、より激しさを増した。
後半開始0分、鳥栖のトップ下の池田のシュートはゴールポストに嫌われる。
マリノスは後半から齋藤学にパスが出るようになり、相手ゴール前まで攻め込めるようになった。
後半4分にマリノスにFKのチャンスがあって、ゴール前で混戦となったが、ゴールにボールを押し込めない。
マリノス水沼宏太金民友と池田の3人のポジションチェンジに対応できずに攻め込まれる。しかし、マリノスの最終ラインが体を張って守り切る。
後半32分、鳥栖コーナーキックから、ゴール前で小林久晃がヘディングで中澤佑二に競り勝ってヘディングシュートを放つも、GK飯倉がゴールの外に弾いた。こぼれたボールを水沼宏太がゴールに蹴り込んで、鳥栖が先制した。
後半37分、マリノスのFKを遅らせようとした豊田の腹に中村俊輔が膝蹴りを入れた。イエローカードの判定。
後半41分、尹晶煥監督は、金民友に代えてディフェンダーの坂井を投入し、逃げ切りを図る。
マリノスは栗原を前線に上げてパワープレイに出るが、鳥栖がなんとかゴール前で跳ね返した。

結局、鳥栖が 1 - 0 で逃げきって、J1リーグ初勝利を挙げた。

マリノスは今年も得点はセットプレー頼みなのかなと思った。
試合後の樋口監督のコメント「ボールを動かせないのが現状」って、それを解決するのが監督の仕事だと思うのだが。。。