柏レイソル v.s. 清水エスパルス

レイソルのFWは、今日はリカルド・ロボと工藤の2トップ。
エスパルスのスタメンは前節の試合と同じ。

試合は、エスパルスが素早いプレッシャーでレイソルからボールを奪って攻め込み、逆にレイソルエスパルスからボールを奪えずにシュートまで持って行かれる展開。
レイソルがやっとシュートを打てたのは前半15分。その後は五分五分の攻め合いになった。
前半37分、吉田豊レイソルディフェンダー2人の間を割ってドリブル突破、かわされた橋本和が吉田を手で引っ張って倒し、橋本にイエローカードが出され、ペナルティエリアの角付近からエスパルス直接フリーキックに。このFKで李記帝が入れたクロスに岩下敬輔がヘディングで合わせてアウェーのエスパルスが先制。

結局、0 - 1 でアウェーのエスパルスがリードして前半終了。
アフシン・ゴトビ監督は日本語で「素晴らしい」とコメント。

ネルシーニョ監督は後半開始から、ジョルジ・ワグネルに代えて澤昌克を投入し、リカルド・ロボの1トップ、工藤は右サイドに回り、レアンドロ・ドミンゲスがトップ下へポジションチェンジして、中盤の選手を増やした。
この采配でレイソルはボールを回せるようになり、エスパルスのサイド攻撃も封じる形になった。
後半12分、ゴトビ監督は、小野伸二に代えて新外国人ジミー・フランサを投入。ジミー・フランサが3トップのセンターフォワードに入り、それまでセンターに居たアレックス(オーストラリア代表)がトップ下にポジションを移した。エスパルスは長身のジミー・フランサにロングボールを集めてくる。
後半25分、ネルシーニョ監督は工藤に2トップに戻す指示を出す。レイソルは右サイドハーフがいない状態に。たまにレアンドロ・ドミンゲスが右サイドに開くが、またトップ下に戻っていく。
後半31分、ボールの空気が抜けているために試合中断。こんなシーン、初めて見た。
後半35分、レイソルフリーキックのチャンスに、増嶋竜也がヘディングで競ったボールが、なぜか増島の足元に落ちた。これを増島がゴールに蹴り込んでレイソルが同点に追いついた。
この得点で、レイソルの押せ押せムードに。
後半40分、レイソルフリーキックのチャンスから、増嶋のヘディングシュートが決まってレイソルが逆転に成功した。
ゴトビ監督は高原を送り出すが、高原はゴールを決めきれず、タイムアップ。

結局、レイソルが 2 - 1 で逆転した。

前半が終わった時点では、レイソルACLに出場していて、過密日程の中を戦っているのに対して、エスパルスは、先週はJリーグカップの試合がなく、1週間ぶりの試合だったため、そのままエスパルスが走り勝つと思っていた。
試合前にゴトビ監督は「90分間、走り切るんだ」と言っていたそうだが、先にバテた。