ヴィッセル神戸 v.s. コンサドーレ札幌

試合開始直後からアウェーのコンサドーレが攻め込み、前半6分に札幌の波状攻撃から山本真希がゴールを決めた。
コンサドーレが、良い守備からリズムをつかんでいるという試合展開。
このままズルズルとコンサドーレのペースで試合が進むのかと思っていた前半21分、ヴィッセルスローインから、スローインにはオフサイドがないため、コンサドーレのディフェンスラインの裏で野沢拓也がボールを受け、ワンタッチボレーで田中英雄にボールを戻し、田中英雄が逆サイドに展開、走り込んだ近藤岳登が豪快に振り抜いたシュートがゴールに突き刺さり、あっさり同点になった。
この後、お互いにパスが回らず、決定的なチャンスが生み出せないまま、同点でハーフタイムへ。

神戸は後半開始から少しづつパスが回せるようになったが、相手の守備を崩す攻撃は作れない。札幌もショートカウンターから攻撃を見せるが、シュートまで行かない。
後半13分、和田昌裕監督は森岡に代えて都倉賢を投入。都倉へのロングパスからチャンスを作り始める。
後半20分に、さすが前田俊介、と思わせる個人技での突破があったが、ゴールに結び付けられない。
後半37分、近藤岳登がサイドに流れて来た大久保嘉人に縦パス、大久保がボールキープで時間を作っている間にパスを出した近藤がペナルティエリア内まで走りこんで大久保からのリターンを受け、クロスを入れた。このクロスをファーサイドへ走り込んだ都倉がゴールへ足で押し込んで、神戸が逆転に成功した。

要約すると、札幌が高い位置でプレスを掛けてショートカウンターを狙ってきたので、神戸の和田監督は高さのある都倉を入れてロングボールを使うことで札幌の守備の狙いを外し、ゴールにつなげた、という試合だった。