Jリーグカップ 予選リーグ 鹿島アントラーズ v.s. ヴィッセル神戸

ヴィッセル神戸は今季に向けて大型補強を行い、昨季アントラーズに所属していた野沢拓也伊野波雅彦田代有三を獲得。
この補強が功を奏して、神戸は現在、リーグ開幕から2連勝。
昨年のJリーグカップ王者のアントラーズは、開幕から2連敗と対照的な成績。しかも、未だ無得点。

アントラーズはルーキー山村和也センターバックで初スタメン。
ヴィッセルは怪我で出遅れていた吉田孝行高木和道が今季初スタメン。大久保と伊野波はベンチにも入っていない。試合前に和田昌裕監督は「選手チャンスを与えるための布陣ではなく、勝ちにこだわったメンバー」とコメント。そうは見えないのだが。。。
やはり、野沢拓也がボールを持つとスタジアムでは大ブーイングが起こる。

前半5分頃から、ベストメンバーなアントラーズヴィッセル陣内に押し込む展開。前半19分にアントラーズ小笠原満男コーナーキックから大迫勇也がニアサイドでヘディングシュートを放ち、これが決まって、アントラーズが先制。
得点後も、アントラーズは右サイドを起点にヴィッセルを押し込むが、シュートがゴールへは飛ばない。
神戸も3日前の試合と同様に都倉にロングボールを集め、時折、鋭いカウンターを見せるが、プレーの精度が悪く、シュートがゴールに飛ばない。
前半45分、ジュニーニョが右サイドに流れてボールを受けてクロスを入れ、ゴール前で遠藤康がこれをダイレクトでシュート。ファインゴールとしか言えないようなゴールが決まって、アントラーズが 2 - 0 にリードを広げた。

和田監督はハーフタイムに、中盤の選手がボールを受ける動きをするように指示。
この指示で後半からは神戸もボールを回せるようになり、攻めている時間は神戸のほうが長くなったが、ラストパスの精度がイマイチでゴールにつなげられない。
後半20分、小笠原からのロングパスにジュニーニョが抜け出し、これをGK植草がペナルティエリア内で倒してPKに。このPKをジュニーニョが蹴ったのだが、植草がこれをストップ。ジュニーニョの移籍初ゴールはおあずけに。
結局、神戸はアントラーズの守備を崩せず、2 - 0 の完敗となった。