ACL 柏レイソル v.s. 全北現代

全北現代は昨年のACLを準優勝したクラブで、昨年のACLグループリーグはセレッソと同組だった。ACLのトーナメント2回戦で、またセレッソと当たり、セレッソの韓国代表選手キム・ボギョンに頭突きをくらわして、顔面を骨折させた。

そんな全北現代が、今年のACLの開幕戦で、ACL初参戦の中国の広州恒大に、全北のホームゲームにもかかわらず、 1 - 5 の大敗を喫した。

全北現代は、大敗した試合からメンバーを大幅に入れ替えているそうな。昨年のACLのMVPのFWイ・ドングクはベンチスタート。

試合はお互いが攻め合う、いわゆるオープンな試合になったが、お互いに中盤で潰しあって、チャンスは少ない。ただ、全北は昨年よりラフプレーが少ない。
前半40分、レイソルの左サイドからの直接フリーキックのチャンスに、ジョルジ・ワグネルがクロスを入れ、ゴール前で那須大亮がヘディングで合わせて、ゴールを挙げ、ホームのレイソルが先制した。
この得点で、レイソルに攻撃の勢いが出始めた
前半44分、リカルド・ロボのシュートを全北のディフェンダーが手でコースを変えて、PKに。このPKをレアンドロ・ドミンゲスが冷静に決めて、レイソルがリードを2点差に。
そのまま終わるかと思われたロスタイム1分、橋本からのロングボールをリカルド・ロボがヘディングで後ろにすらし、全北のゴール前にボールが転がる。そこへレアンドロ・ドミンゲスが走り込んで、前に出てきていたGKの頭上を越すループシュートを決めた。

結局、3 - 0で前半終了。

全北現代は後半開始からイ・ドングクを投入。イ・ドングクにロングボールを集める。
後半5分、全北の左サイドからのクロスにイ・ドングクがヘディングで競り勝って落とし、レイソルゴール前で混戦、最後は、こぼれ球を中国人選手がミドルシュート。これが決まって、全北は1点を返した。
この後、イ・ドングクはトップにポジションを取らなかったために、レイソルの脅威とならない。
後半31分、左サイドをドリブル突破した橋本和ペナルティエリア内で倒されてPKに。このPKをレアンドロ・ドミンゲスが蹴るも、相手GKに止められた。
後半41分にネルシーニョ監督はリカルド・ロボに代えて茨田を投入し、逃げ切りを図った。
後半43分、レイソルのカウンター、右サイドからクロスを入れ、ゴール前で田中順也ディフェンダーを体でブロックしながらトラップしてシュート。これが決まって、 4 - 1になった。
後半ロスタイム2分、茨田からパスを受けた田中順也がゴール前に折り返したところに、走り込んだ茨田陽生がヘディングで合わせて、ダメ押しのゴールを奪い、5 - 1 になった。

レイソルは、全北にゴールシーン以外はほとんどチャンスを作らせなかった。