サンフレッチェ広島 v.s. 浦和レッズ

サンフレッチェは財政的な理由により、昨シーズンでミハイロ・ペトロビッチ監督との契約を終了した。
監督の選定に迷走していたレッズは、そのミハイロ・ペトロビッチ監督と、今季の契約を結んだ。
そんな因縁なカードを開幕戦に選んだ「日程くん」の中の人は良い仕事をしている(中の人などいない!
ザッケローニ日本代表監督が、このカードを広島まで観に来ているようだ。

どちらのチームも、1トップ2シャドーで3バックの布陣で試合が始まった。
どちらも、前線から相手のボールにプレッシャーを掛けて高い位置でボールを奪おうとする。
広島ユース出身の柏木から、この試合に賭ける意気込みが感じられる。
試合開始から、戦術理解度の高いサンフレッチェが多くチャンスを作ったが、徐々に個の能力の高いレッズが個人技でチャンスを作り、前半終了時点では五分五分に戻すという試合展開だった。

結局、スコアレスで前半終了

後半3分、サンフレッチェコーナーキックで、高萩の蹴ったボールはファーサイドに流れたが、ミキッチがなんとかマイボールにして、右サイドを突破、低いクロスを入れる。これを石原直樹がワンタッチでシュート、しかしGK加藤が弾く。ところがこのボールにゴールの嗅覚が異常な佐藤寿人が詰めており、ごっつぁんゴールサンフレッチェが先制した。
この後、両チームの守備が機能して、試合は膠着した。
後半35分頃からサンフレッチェが守る時間が長くなった。
注目の槙野は2本シュートを放ったが、いずれもGK西川にストップされた。

結局、サンフレッチェが1点を守りきって開幕戦の勝利を挙げた。