ガンバ大阪 v.s. ヴィッセル神戸

ヴィッセルは今シーズンに向けて大型補強を敢行。
アントラーズでバリバリスタメンの野沢拓也や、海外でプレーしていた伊野波雅彦、ガンバから橋本英郎を獲得した。

試合は、試合開始直後こそガンバペースに見えたが、前半17分、相馬崇人が左サイドを崩してクロスを入れ、野沢がファーサイドでトラップするも、バランスを崩して弱い当たりのシュートになってしまったのだが、大久保嘉人の足に当たって、ボールはゴールに転がり込んだ。
ところが前半34分、京都や甲府に所属していた今季新加入のパウリーニョミドルシュートを決めて、前半のうちにガンバが同点に追いついた。
そこから、ガンバペースになるのかと思いきや、信じられない事に、神戸が押し込む展開。
神戸の前線からの守備によって、ガンバのディフェンスが苦し紛れのロングキックを蹴って、ボールを神戸に奪われて攻め込まれるという展開。
西野朗前監督が築いたショートパスをつなぐというシーンはなかった。

結局、1 - 1 で前半を終えた。
ガンバのセホーン監督のハーフタイムの指示は「あわてずにボールをつなぐこと」だったのだが、後半もガンバのパスは繋がらない。
後半14分、ヴィッセルコーナーキックのチャンスに、野沢が蹴ったボールに北本久仁衛がヘディングで落としたボールを橋本がゴールに入れて、ヴィッセルが再びリードを奪う。
セホーン監督は佐藤晃大を投入し、佐藤へのロングボールを使うパワープレイに出た。全然ガンバらしくない展開。
ところが後半31分、ヴィッセルフリーキックのチャンスに、野沢が蹴ったボールに北本が合わせてヘディングシュート、しかしGK藤ヶ谷がパンチングで防いだ、のだが、そのボールを大久保がヘディングで押し込んで、ヴィッセルがリードを2点差に広げた。
試合終了間際、ガンバがパワープレイを使って猛攻。
ロスタイム2分に、ヴィッセルゴール前の混戦からのラフィーニャのゴールで、ガンバが1点差に詰め寄るも、タイムアップ。
ヴィッセルが逃げ切った。

試合後の橋本のインタビューで、ロスタイムに猛攻を受けたのは、ヴィッセルの選手に自信が足りなかったから、という感じの事を言っていたのですが、全く同感。
でも、結果的に勝てたことで、自信も深まっていくだろう。