セレッソ大阪 vs 大宮アルディージャ

天候は予報では雷雨とのことで、雨が降るだけならともかく、雷があったら延期かも、と思っていた。
ピッチコンディションは、昔、ピクシーが瑞穂陸上競技場で泳いでいた時より悪い感じで、ハーフウェイ付近ではドリブルすら出来ない。
そんな、サッカー向きではない天候でプレーしなければならない選手は気の毒だが、そんな天候でも観に来てくださっている観客の事も考えて、いつも以上のファイトを見せなければならない。
なんといっても、KINCHOスタジアムのアウェー自由席は、昔ながらの芝生席である。ピッチがあんな事になっていたら、傾斜のある芝生席がどうなっているのかは、考えたくもない。
話を戻して、悪いピッチコンディションの中で、何が出来るか。それがこの試合の鍵だった。
決勝点の起点になった、東慶悟のヘディングでのラファエルへのラストパスは、そういう意味で、何が出来るのかが、頭の中で整理されているようなプレーだった。東慶悟に自由にヘディングさせたのがセレッソの最大の過ちだっただろうが。
先日、U-17日本代表監督時にアジア制覇の経験がある城福浩氏が「サッカーはアウタースキルの極み」というコメントをされていたのが興味深かった。
このような悪天候だけでなく、芝の悪いホームズスタジアムでもアウェーで勝っているアルディージャは、そういう適応能力のある選手が多いのだろう。
チームとして、適応能力の育成に力を入れたのが、「考えて走る」というスローガンを掲げたイビチャ・オシム氏や、その後継者のサンフレッチェミハイロ・ペトロビッチ監督なのだろう。
話が脱線しかけているけれども、先日発表された日本代表の選考方法について、「アウェーでの出来を重視する」という方針を明確に打ち出したのは、そいういう事を配慮したものと考えられる。
U-22代表も、吉田豊のふてぶてしさなど、そういうところを見ている感じがする。
さらに話は脱線するけれども、U-22代表に宮市亮を呼べなかったのは、彼の保有権を持つクラブから招集を拒否されたからという話に、原博実強化担当は「韓国のほうも同じようなことが」と言っているのだが、これは実は遠い海のむこうの話ではないらしい。
セレッソが、キム・ボギョンのU-22代表のロンドンオリンピック予選への参加の免除を取り付けたらしい、との噂。ロンドンオリッピック自体には参加させるらしい。
で、同じセレッソからU-22日本代表候補に3人が選出されているのだが、2人はサブ組で、レギュラーの丸橋祐介が選ばれないのは、それも日本サッカー協会との密約か?と勘ぐってしまうのは、またオレだけか?