ガンバ大阪 vs モンテディオ山形

序盤からモンテディオが攻め込んだ。モンテディオ開幕戦でも、アウェーなのに試合開始から攻めた。秋葉勝船山祐二が攻撃参加をして、ガンバのクリアボールを拾って波状攻撃。
前半21分、イ・グノが右サイドのタッチライン際から突破し、ドリブルでペナルティエリアに侵入、ゴール前を横切るようなグラウンダーのクロスを入れ、これにアドリアーノが飛び込んだところ、ボールはアドリアーノの手に当たってモンテディオゴールに転がり込んだ。これが無情にもゴールと認められ、なかなかチャンスを作れずに攻め込まれていたガンバが先制。これでガンバはリズムをつかんだ感じ。
前半36分、右サイドバックに入っていた金承龍からアーリークロス。同級生ホットラインがつながり、ペナルティエリア内のイ・グノへ。イ・グノはダイレクトでヒールパス、走り込んだアドリアーノが豪快にゴールに蹴り込み、ガンバが前半で2点差にリードを広げた。
後半、攻めるしかないモンテディオ小林伸二監督は長谷川悠伊東俊廣瀬智靖と投入。廣瀬投入直後、廣瀬と宮本卓也で右サイドを崩し、宮本がグラウンダーでマイナスにゴール前に送ったクロスに、ペナルティエリアより少し外側のゴール正面から佐藤健太郎が走り込んでミドルシュート。これが決まって、モンテディオが1点返した。ACLのガンバの試合も見たのだが、金承龍が守備にまわった時に、相手のプレーの予測が出来ていないことがある。特に、自分の背後のスペースにボールを出された時がマズい。
直後にガンバはコーナーキックのチャンスに、山口智がヘディングシュートを放つも、ゴールポストに嫌われ、流れを引き戻せない。
後半29分、モンテディオは、長谷川のポストプレーを使って、またも右サイドから崩し、宮本がドリブルで独走、ガンバのディフェンスは中央へ走った廣瀬に集中して、宮本にフリーでペナルティエリア内までドリブルさせてしまい、慌ててシュートブロックに飛び込んだところを宮本に冷静にかわされてゴールを喫した。宮本は1ゴール1アシスト。
西野朗監督は二川に代えて武井を入れて、遠藤保仁のポジションを中盤の底からトップ下に上げた。
この采配が当たり、後半40分、ペナルティエリア内でパスを受けた遠藤がイ・グノへマイナスにボールを落とし、イ・グノがシュート。このシュートはモンテディオデフェンスに当たってコースが変わり、ボテボテとモンテディオのゴールに転がり込んだ。

今シーズンはデフェンスを立て直すと言っていた西野監督だが、昨シーズンより悪くなっているかもしれない。
リードした時、もう1点を無理に狙いに行く選手がいて、守備のバランスを崩しているのではないか。