ジュビロ磐田 vs サンフレッチェ広島

前半はアウェーのサンフレッチェがゲームを支配し、水本裕貴がスルーパスに反応してジュビロのゴール前に抜け出すなど、やりたい放題。ジュビロは守備的MFの那須大亮デフェンスラインに吸収されるほど押し込まれていた。しかし、サンフレッチェはボールをゴールに押し込めなかった。
佐藤寿人の体のキレがヤバい。
後半はジュビロもチャンスを作れるようになり、どちらのペースとも言えない状態が続いた。
後半19分、ミハイロ・ペトロビッチ監督はパスミスが目立つ高萩洋次郎に代えて新外国人ムジリを投入。ムジリはプレーのテンポが、他のサンフレッチェの選手とちょっと違うので、ジュビロの選手がボールを取れるんじゃないかと密集して来たところを、佐藤寿人にパス、ムジリは佐藤寿人とのワン・ツーを狙って走ったので、ジュビロの選手がムジリにそのまま付いて行ったのだが、佐藤寿人はムジリの頭上を越して李忠成にスルーパス李忠成をフリーにしてしまったので、あわててパク・チュホ李忠成が寄せて行ったところ、ペナルティエリア内で李忠成が倒れて、これがPKに。
李忠成が蹴ったPKは、クロスバーの下側に当たってゴール内でバウンドし、サンフレッチェが先制。
柳下正明監督は、すかさず金園英学を投入。すると、金園はファーストタッチになるヘディングシュートでゴールを決め、ジュビロは失点直後の後半28分に同点に追いついた。
さらに後半33分、ロングフィード前田遼一が抜け出し、前に出て来た西川周作の頭上にボールを浮かせ、抜きかけたところで西川とペナルティエリア内で激突。これでPKに。しかし、前田のPKを西川がコースを読んでキャッチ。勢いに乗りたいジュビロだったが、サンフレッチェがカウンター攻撃。しかし、佐藤寿人のシュート、その跳ね返りを李忠成がシュート、という決定的な2本のシュートを川口能活がストップ。しびれる展開。
その後は中盤を支配するサンフレッチェが幾度もジュビロゴール前に迫るも得点は奪えず、引き分けで終わった。