名古屋グランパス vs 川崎フロンターレ

前節負けたチーム同士なので、前節からの短期間でどう立て直したのかが見所である。
今シーズンは震災によるスケジュールの変更で中断期間が無くなり、試合をやりながら修正して行かなければならないという、監督などのスタッフは難しいマネジメントを必要とされるシーズンだと考えている。安直な監督交代は、過密日程の中では逆効果になりうるだろう。
グランパスのスタメンは左サイドバック阿部翔平ではなく三都主アレサンドロが入って、玉田圭司が怪我から復帰し、ケネディの1トップの下に玉田と永井謙佑シャドーストライカー的で、藤本淳吾中村直志と中盤の底でボランチをやるらしい。
フロンターレは、前の試合から、センターバックを横山から菊地光将に変えて来た。横山は前の試合で失点に絡んだのだが、あれをアンラッキーと見るかミスと見るか、相馬直樹監督はミスと見たのか。
前半12分に稲本潤一が負傷退場、前半26分には闘莉王が負傷退場で千代反田充が入ったのだが、フロンターレグランパスも、ともにケガ人が多いのが気になる。
で、千代反田が放り込んだロングボールをケネディが頭でトラップし、ヘディングのリフティングで余裕のボールキープ。フロンターレデフェンスケネディに引きつけられた所で、ケネディは走り込んで来た玉田圭司にボールを落とし、そのボールを玉田が右足で弾丸シュートをゴールに突き刺して、名古屋が先制。ほぼ、ケネディの個人技による得点。あんなロングボールを頭上でキープできるとは、ケネディ恐るべし。
その後はフロンターレのペースで、3回のコーナーキックを得るなど、グランパスを押し込んでいた。山瀬功治が左サイドを突破してシュート、ゴール前で矢島が触ってゴールにボールが入るも矢島のオフサイド
結局、グランパスが1点リードで前半を折り返した。
後半開始から登里に代わってジュニーニョ投入。後半に入ってもフロンターレが押し込み、グランパスケネディや玉田まで戻って守備をするような状態。枠に飛ぶシュートも何本もあったのに、フロンターレは得点出来ない。
グランパスが厳しい時間帯を耐え忍んだ後の後半35分、ケネディが足下でゴールを背にしてボールを受け、またも走り込んだ玉田にヒールパス。玉田が菊地のシュートブロックをあざやかな切り返しでかわして、シュート。これが決まって、グランパスに待望の追加点。

ということで、ケネディを起点にした攻撃からの2得点だったので、ケネディを抑えられなかったのが敗因ですよね。ケネディさえ抑えていれば・・・、
フロンターレは、前節も、赤嶺の落としたボールを太田に決められたので・・・、もしかしてポストプレーに弱いのかも?