丸大豆醤油

ここ数年、炒め物を作ると、でき上がった料理は、なんかエグイ匂いがすることが多かったのですが、単に自分の料理の腕が落ちたのだと思い込んでいました。
ところが、先月、母が来た時に作った炒め料理も、なぜか、私が作るのと同じようにエグイ匂いがしました。何が原因かを母親と話し合った結果、匂いの元は丸大豆醤油であるという結論に至りました。そもそも私は「調味料と新製品にはお金を惜しまない」ので、わざわざ丸大豆醤油を使っていたのですが、それがアダになっていたのでした。
で、たまたま丸大豆醤油が切れかけていたことから、母は私に相談なしに普通の醤油(同じくキッコーマン製)を買っておいてくれたのですが、昨日、丸大豆醤油が無くなったので、その普通の醤油を開封して豆腐にかけて、豆腐を食べたところ、丸大豆醤油に慣れてしまった私の口には普通の醤油では物足りないのです。
「調味料と新製品にはお金を惜しまない」わたしは、しかたなく、隣の駅前のダイエーへ丸大豆醤油を買いに出かけました。
同じキッコーマン製の丸大豆醤油でも、ペットボトルに入っているものと、卓上用の瓶入りのものとがあるのですが、原料の欄の記載が違い、ペットボトルの方は小麦とか書かれているのに、食卓用のものの原材料は丸大豆しか記載されていません。これは記載漏れとかいうレベルの話ではなく、どうやらキッコーマンも丸大豆醤油の匂いに難点があることを分かっており、食卓用のものは、醤油にそれ以上の加熱が行われないため、本来の丸大豆のままにしてあり、加熱の可能性のあるペットボトル入りは、匂いを抑える工夫がなされているのではないでしょうか。
といわけで、食卓用のほうを買って帰りました。