最近不思議がひどく多くて

買ったまま読まずにいたSAY2003.7月号を今ごろ読んでたのですが、この特集「男性心理の"不思議"大研究」がすごいんです。
このテーマは、これまで、幾多の雑誌によって取り組まれたものの、それらは常にわたしたちに失望しか与えなかったのですが、これは違います。
「会話で人の印象を判断する基準は、ボディランゲージが55%、話す語調が38%、話す内容は7%に過ぎない」という、心理学者ゆうきゆきさんの言葉を読んで、「ヤバいっ。本当のことが書いてあるよ」とビビりました。
ボディーランゲージって聞くと、「おいといて\(^^\) (/^^)/」みたいなのを想像するかたが大半だと思うのですが、そうではなく、ここで言っているのは、正しくは非言語(ノンバーバル)コミュニケーションのことです。
じゃあ、ノンバーバルコミュニケーションってどんなものなのかと言いますと、13ページにあるTEST中の「あなたの前で、彼は服の襟やボタンを直すしぐさをよくする」とか「腰掛けているとき、彼は足をぶらぶらさせたり、せわしなく動かしている」という行動を指します。ちなみに「腰掛けているとき、彼は足をぶらぶらさせたり、せわしなく動かしている」のは、他にしたいことがある時です。
さ ら に 、男性が女性に、分からないことを親切に教えてくれるのは「顕示欲」と「優越感」と「虚栄心」が働いているから。っていう分析には脱帽。
SAY20周年特別企画のほうは、「今更改めて言われても・・・」みたいな内容です。しかし、わたしは今回初めて、このSAYを買ったのですが、20年も前からある雑誌なんですか。「へぇー」っと思いながら、どこの出版社なんだろうと調べたところ青春出版社でした。普通の人にとっては「試験にでる英単語」で有名な出版社かもしれませんが、サイキッカーにとっては、あのBIG tomorrowを刊行している会社と言ったほうが分かりやすいでしょう。当のBIG tomorrowの今月号の記事は「給料をあと100万円増やす!」など、相変わらずのBIG tomorrowぶりです。
ということは、このSAYは、かつて、男性の本音を探るために兄弟誌であるBIG tomorrowの調査の結果を元にしていた、あのSAYなのです。
サイキッカーの皆さん。SAYは更生に成功したようです。