天皇杯全日本サッカー選手権大会 準々決勝 FC東京 v.s. 浦和レッズ

熊谷競技場は埼玉県にあるのですが、FC東京のほうがホーム扱いらしい。
FC東京はJ2を優勝し、来季のJ1に昇格が決まっている。ちなみにJ2で準々決勝まで残った、湘南、サンガの3チームは、いずれも昨年J2へ降格したクラブである。
FC東京は試合開始からレッズのディフェンスがボールを持つと、素早くプレスを掛ける。レッズは前からのプレスに弱く、特にレッズのGK加藤順大はJ1の神戸戦で失点につながるミスパスをしたので、これは効果的な作戦である。ただ、FC東京は全員がコンパクトに守るというわけではないようなので、レッズが前線にボールを出すことが出来ると、レッズのチャンスが生まれている。
試合はお互いが攻め合う、いわゆるオープンな試合になった。
前半18分、ペナルティーアーク付近でパスを受けた石川直宏ミドルシュートを決めて、J2のFC東京が先制した。
結局、前半は1-0でFC東京がリードして終わった。
リードしているFC東京は、前半途中から前からプレスをかけてもボールが奪え無くなったため、後半からはカウンター狙いに戦術を変更。
大熊清監督はリードしているにもかかわらず後半17分、羽生を下げてロベルト・セザーを投入。
FC東京が守りを固めたためにレッズのほうが決定的なチャンスが多くなったけれども、最後のところをギリギリでFC東京が守り、失点しなかった。
結局、FC東京が前半に挙げた1点を守りきるという手堅い試合運びで、準決勝にコマを進めた。