ロンドンオリンピック アジア2次予選 U-22クウェート代表 vs U-22日本代表

U-22日本代表は、今年の2月にクウェート代表と、クウェートで練習試合を行って、3 - 0 で完敗している。
いや、相手は年齢制限の無いクウェート代表だったので、今回戦う相手とは違うのだが。
怪我しているらしい永井謙佑のスタメン起用について、怪我で何分間プレー出来るか分からない選手は、延長の可能性もある試合では、しばしばスタメンで使われる。途中交代で入れて、「やっぱりダメでした」という結果になって、その選手を、また交代しなければならなくなった場合、交代枠を2つ使ってしまう事になる。
スタメンで起用すれば、交代枠は1回だけしか使わないで済むし、プレーしてみたら問題無かったという場合、想定より長い時間プレーさせる事も出来るので。
東慶吾がヒゲを伸ばしている。中東の選手は、ビゲがない選手に、ナメてかかるという、よく分からない文化があるのを、どこかで聞いたのだろうか。

試合は、どちらのペースでもないような感じで推移していたのですが、前半21分、クウェートデフェンスラインの裏へのロングボールに酒井宏樹がゴール前に抜け出して、前に出て来たゴールキーパーの頭上を冷静に浮かせて、技ありのシュートで、日本が先制。
しかし、後半4分、クウェート直接フリーキックのチャンスから、ゴール前でシュートを打たれ、これが決まってクウェートが同点に追いついた。
勢いに乗ったクウェートは、どんどん攻め上がってくる。後半14分、クウェートの選手をペナルティエリア内で倒してPKに。
このPKをきっちりと決められて、逆転されてしまった。
その後も、勢いはクウェートペース。日本も時折チャンスを作るが、決め切れず、2-1で日本の敗戦。

なんとかトータルスコアで1点上回って、日本代表が最終予選に駒を進めた。

そういえば、関塚隆監督は、選手の発表の際に「球際に強い選手を選んだ」と言っていた。
クウェート代表は日本代表に対して、イーブンボールの競り合いに勝って、マイボールにして、攻撃につなげるという場面が多かった。
関塚隆監督は、こういう試合展開を予想していたのだろう。
さて、クウェート代表戦のメンバー発表の時に「これまで積み重ねて来たものを重視した」関塚監督だが、アウェーでクウェートに負けた事で、今後、自由な組み合わせを選ぶ可能性もあるかもしれない。結果が出ている時は変えにくいものだが、負けてしまったのだから、むしろ変えるべきなのかもしれない。