アヤックス vs 清水エスパルス

オランダ赤十字社主催のチャリティーマッチとのこと。チャリティーマッチとはいえ、相手のホームグランドなので、アヤックスが本気にならないとも限らない中で試合が出来るというのは、清水エスパルスにとっては、願っても無い舞台であろう。
エスパルスの布陣は、前の試合と同じだった。
前の試合と違ったことは、大前元紀と伊藤翔は中央付近でもプレーをしたことで、大前の惜しいシュートもあった。この2人が中に入ることで出来たサイドのスペースに辻尾真二や太田宏介が入ってきてボールを受け、クロスまで行っていた。
スコアが動いたのは、アヤックスの左サイドからスレイマニがアーリークロスを入れて、ゴール前に走り込んだツヴィタニッチがゴールに押し込み、アヤックスが先制。平岡康裕と岩下敬輔はツヴィタニッチに体をつけることも、ボールをカットすることも出来なかった。この2人はスピードが無いのであろうか?
アヤックスの2点目は、アヤックスの右サイドからのグラウンダーのアーリークロスに、またもやツヴィタニッチが走り込んで、ゴールに流し込んだ。あとでVTR見直したけど、オフサイドぽかった。にしても、相手はツヴィタニッチ一人なのに、平岡康裕と岩下敬輔はマークを外されているのはなんだかなぁ。
ゴトビ監督は、後半開始から山本真希に代えて村松大輔を守備的ミッドフィルダーに入れて、枝村匠馬をトップ下で起用。枝村はシャドーストライカー的な動きは良かったが、攻撃を組み立てる役割では、山本真希のほうが良かった感じ。エスパルスはチャンスらしきものは作るのだけれども、ラストパスの精度が粗く、シュートに結びつけにくい。
ツヴィタニッチがワンツーでフリーで抜け出してゴールを冷静に決めてハットトリック。最初、ツヴィタニッチには平岡康裕がマークに付きかけながら、平岡がボールにつられてツヴィタニッチをフリーにしてしまった。
直後にEBECILIOがエスパルスの右サイドを突破、平岡康裕との1対1もかわしてゴールを決め、アヤックスが4-0にリードを広げる。
いくらチャリティーマッチだからといって、この点差では「ともにがんばろう」と言われても、「おまえもがんばれ」と言い返されそうな結果に。

とりあえず、前の試合でも指摘した通り、エスパルスのクロスの精度はやっぱり低いことだけはわかった。