Patisserie PIERRE GAGNAIRE
パティスリー ピエール・ガニェールはパリの三ツ星レストランであるピエール・ガニェールがデザートだけにメニューを絞った店とのこと。実際、デザート以外のメニューはドリンクとサンドイッチしか無い。
写真を見ていただくと分かると思うのだが、壁がすごく傷付いている。テーブルも同様に傷が目立つ。
フランス人らしき白人同伴の客が散見された。白人的には三ツ星レストランのデザートだけが食べられるのだから、お得に感じるのだろうか。
下記の価格は全て税別表記です。
- 赤い果実のパルフェ
- 上から、バラ味のクリーム、木苺のシャーベット、角形のカシスのアイスクリーム、底に莓ソースで、木苺ソース別添え。写真は、店員が木苺ソースを掛けた後の状態。いずれのパートも味がくどい。特にカシスのアイスが続くところは、直径1cmぐらいのクッキーがコロコロとところどころにあるものの、味覚的に単調で、つらかった。1000円
- レモンのシャーベット
- 一番上の緑色のモノは柚子ピール。その下はレモンシャーベットで、黄色いモノはレモンピール。白いものの大半は生クリームで、内部にレモンのジャムが入っている。レモンのジャムは苦い。柚子味のサブレと柚子味のビスケットが重なっている。どちらも、事前に言われないと気がつかない、微かな味つけ。空間の下にレモンソース。レモンソースは苦いほど酸っぱい。底にはレモンゼリー。ゼリーは味が薄く、レモンソースと混ぜて食べるものだと気づいた時には、後の祭りだった。1000円
- オーシャン・インディアン
- 手前の三つの黄色い立方体はマンゴーのカット。右奥の円柱はバナナのカットの断面(ただし両面)だけをキャラメルゼしたもの。バナナの加工は直前になされたものではないらしく、食べた時には冷えていた。左奥のケーキのようなものは、ココナッツ味のスポンジケーキでパッションフルーツのアイスクリームをサンドしたもの。そして、その2つの物体を橋掛けている黄色いモノは、カレー味の薄焼きのサラダせんべいのようなもの。どうやら、甘いものを食べている合間にカレー味のモノをパリパリ食べろということらしい。面白かった。900円
- レモンのマカロン・ビスキュイ
- レモンのマカロンにマスカルポーネクリームを挟んで、周りにブルーベリーを並べたもの。内部にレモンのゼリーが入っている。マカロンとしては、とても巨大。ブルーベリーの質が良かった。外人の作るレモン菓子は苦いほど酸っぱいことがあるのだが、これは爽やかな酸っぱさだった。1000円
- クレオール風シュークリーム
- 黄色い立方体はパッションフルーツとマンゴーを混ぜたゼリー。ゼリーは甘酸っぱい。ゼリーはカスタードクリーム内にも潜っている。カスタードクリームはラム酒味で、アルコール臭い。皮は、食感には工夫がなく、味は塩味だった。900円
- レモンのタルレット
- 直径9cm。サブレ製のタルトの土台の中には、スポンジケーキとレモンクリームが入っている。レモンクリームは苦くて酸っぱい。上に、メレンゲクリームに焼き目を付けたものがのっている。苦くて酸っぱい。900円
- バニラとショコラのスクエアケーキ
- マーブルケーキ。デニッシュっぽい、パサパサとした食感。ショコラ部分にピーカンナッツのクラッシュが入っている。バニラの風味が良くておいしい。
- レモンのスクエアケーキ
- パサパサしているのが気になる。この程度の質のものを販売しようという神経を疑う駄作。