ZEN采蝶軒

ta-nuki2007-11-09

采蝶軒の本店はロンドンになるらしい。1980年代にロンドンにオープンした香港料理店とのこと。今では香港に逆に進出している他、イギリス連邦系の国を中心に世界20ヶ国に展開しているらしい。名前にある"ZEN"は、"禅"のことらしい。が、それほど落ち着いた雰囲気の店でもなかった。
日本の1号店はスイーツ部門に絞った出店で、これは采蝶軒的には世界でも前例が無い形態とのこと。しかし、ワンタン麺とか点心セットなどの食事メニューもある。が、店の用意した箸は長くて細く、力を入れるとしなるので、みんな使いにくそうに見えた。
表記の価格は全て税別です。

超濃厚杏仁豆腐
シロップに浸かっておらず、シロップおよびココナッツシロップは別の容器に入ってやって来る。店員は、「最初は何もつけずにお召し上がりください」と言う。杏仁豆腐は、ぷるるん感が低く、まったりとした食感。味は、"超"というほどではないものの、濃厚で充分甘く、店員の言う通り、付いてくるシロップやココナッツシロップが無くても単体で食べれる。というか、しばらく食べると飽きるぐらいだった。しかも、思ったより量があった。箸休めが欲しい。メニューには超濃厚杏仁豆腐単品(ミントと、クコの実×2個しか付いて来ない)と、超濃厚杏仁豆腐+生フルーツのセットがあるのだが、超濃厚杏仁豆腐食べてみて初めてそのセットの存在意義が分かった。ココナッツシロップをかけると、さらに味が加わり、マジで"超"濃厚になった。単品700円。
亀ゼリー
メニューに「美人ゼリー」という説明が添えられている。最近、シミが気になるので、ちょうど良いかも。写真の緑色のものはオクラじゃなくって、スターフルーツのスライス。スターフルーツはスッパ苦かった。メニューには「少し苦味をおさえました」と書かれているので、「少しだけかよ!」「苦いのか?」と不安になりながら食べたのですが、スターフルーツのほうが苦かった。味は、大まかに言うと黒蜜入りの寒天みたいな味。ただ、黒豆みたいな臭いがする。ココナッツミルクが付いて来るので、ココナッツミルクをかけると、くさみは消えるけれども、同時に風味の深さも消える。痛し痒しである。単品700円
マンゴープリン
上記の2品とは違って、日本風にアレンジされていないレピシらしい。ミントの葉とクコの実が2個乗っている。そのままのマンゴーの果肉の、やや大きな塊りを中に含んでいる。見た目、シロップがかけられているのかと思ったけれども、水分が浮いて出ているだけらしい。ココナッツミルクとマンゴーシロップが別の容器でついて来るが、またもや店員が「最初は何もつけずにお召し上がりください」と言う。食べると確かに充分そのままで食べられるほどの味が付いている。けれども少し生臭いので、ココナッツミルクをかけて臭みを消したほうが無難だと思った。単品700円
楊枝甘露(ヨウジカンロ)
メニューには「飲むデザート」と書かれていて、かなり謎。マンゴージュースとココナッツミルクを混ぜたジュースに、タピオカが浮いていて、バニラアイスとカットオレンジが乗っている。タピオカのすぐ下は、ナタデココがあった。さらにその下には、ピンクグレープフルーツのカットとオレンジのカットが沈んでいて、上記の3品と違い、飽きが来ない展開。単品800円