やまと練羊羹 By 庵月

ta-nuki2007-10-03

庵月は、戦前から住友家の贔屓があった大阪の和菓子屋で、関西財界ではその名が知られていたらしい。

やまと練羊羹
やまと練羊羹は、大和大納言という種類のあずきだけで作った練羊羹とのこと。紙箱が器なのはちょっと見かけないスタイルだと思った。中に、断面が1.5cm×1.5cmの正方形な求肥(写真の白い部分)が2本入っている。全く雑味のない、まろやかな味で良いのだけれども、私には少し甘いかなと思う。賞味期限は約2週間。ハーフサイズ(幅4.2cm×高さ3.5cm×長さ10cm)1,000円(税別)。
栗蒸し羊羹
栗は北摂のものを使っているらしい。やまと練羊羹と異なり、器は紙ではなくビニールである。栗がまるまるの形で入っていることは稀で、ひとつひとつの栗の大きさも、栗の並び方も不規則。でも、そのおかげで栗の含有率が高いと感じた。栗は中まで蜜が染み込んでいるのに、ほっこり感が残っているものもあり、おいしい。賞味期限は1ヶ月。値札を確認せずに買ったので、支払いの時にびっくりした。最初はレジの打ち間違いかと思った。でも、食べてみたら値段相応の味かと思った。ハーフサイズ1,800円(税別)
蕎麦薯蕷饅頭
写真にも写っている添付の紙には「日本一」と添えられている。山形県尾花沢産のそば粉が入った上用まんじゅう。関係ないけど「薯蕷」も「上用」もことえりでは変換出来ないぞ。別の添付の紙には山形県尾花沢産のそば粉が素晴らしいと書かれているのだが、そのそば粉の素晴らしさを店主が自分の言葉で表現出来てないのが、ちょっとアレゲな気がする。そこまで蕎麦を強調されると、蕎麦の匂いがプンプンするのかと思って食べたのだが、分量的に大和芋や上用粉のほうが多いので、そば粉の質が分るほどの蕎麦の風味は無い。で、大和芋の分量が多いので、皮は餅なんじゃないかと思うぐらいに非常にモッチリしている。中身は粒あんで、普通に甘い。320円(税別)