Payard

ta-nuki2007-05-12

さて、パイヤールはニューヨークに本店があるケーキショップである。ちなみに、Francois Payardさん自身はフランス生まれのフランス人らしい。
下記の価格はすべて税別です。

ルーブル
直径7cmのドーム状(写真)。ドーム状のショコラのムースにチョコレートクリームが塗られており、チョコムースの内部にヘーゼルナッツのプラリネ入りのスポンジが入っている。チョコソースはミルクチョコレート味で、上品な甘さである。520円
シノン
独特のフォルムと、側面のけばけばしい色彩にちょっとためらう。ちなみに側面はスポンジケーキに着色してあるだけで、内部の構成とは無関係。ピスタチオのムースとのことで、上に乗っているのはピスタチオと木イチゴ。内部はピスタチオのプラリネとチェリーのゼリーが重なっている。甘くなく、良く分からない味。550円
バナナタル
上に載っているのはバナナクリーム。タルトの土台の生地内にバナナを含んでいる。甘くておいしい。450円
アップルタタン*1
一番上の棒状のチョコレートは苦い。パイ生地の上に、リンゴ1/2個分まるまるの甘露煮が載っていて、芯にあたる部分には生クリームが詰まっている。リンゴの甘露煮はカラメルソースの味に近く、甘いけれども、ほろ苦い。お買い得だと思う。520円
チョコレートシーブスト
円盤状の板チョコが、ナッツ類に支えられている。いや、厳密にはナッツ類と板チョコの間にはキャラメルソースがある。板チョコはビターだった。下はタルトで、中はやはり、ミントの効いたキャラメル風味のクリーム。もしかしたら、キャラメルソースじゃなくって、チョコを加熱したものかもしれない。苦味が好きな人向け。480円。
ストロベリータルト
生クリームの下はカスタードクリームが盛られている。タルトの土台はもろい。520円
ボザール
カシスのムース。上に乗っているのはフランボワーズ。丸い物体はホワイトチョコ。ムースの食感は融けるような淡さで、良い。内部の木イチゴのムースは固い。ほのかに甘い。550円
フレジェ
イチゴのショートケーキ。11cm×3cm×高さ5cm(イチゴを除く)。構成は下から、スポンジ、生クリーム(イチゴを含む)、スポンジ、生クリーム、一番上にイチゴ3個である。スポンジの質が、いまひとつだと思った。520円
ノートルダム
チョコレートのムースとカスタードのムースを重ねて、上部をチョコレートソースで塗ったもの。チョコムースはしっかりと苦く、カスタードとの対比が面白い。ムースの食感は、カスタード部分は普通なのだが、チョコのほうが淡い食感で良い。500円
ミルフィー
500円。11cm×3.5cm×高さ5cm。構成は下から、パイ生地、カスタードクリーム、パイ生地、カスタードクリーム、パイ生地で、一番上には粉砂糖がかかっている。パイ生地の厚さは1cm前後で、1枚1枚の間隔が疎であるため、ふんわりとしているが、フォークは通りにくい。パイ生地はバターの香りが香ばしい。カスタードクリームは甘さ控えめである。500円
パリブレスト
中身がピーナツクリームなシュークリーム。皮が硬かった。450円
フィナンシェ
この店のフィナンシェは、いわゆる金塊型をしておらず、直径4cmの丸形で、ぷちマドレーヌのようである。味は、ありきたりなアーモンド風味だった。ふんわり、しっとりしている。2個200円
フィナンシェ(チョコレート)
これは金塊型に近い形である。ふんわりとはしているが、しっとりとはしていなかった。チョコチップが食感的なアクセントになってはいるが、生地自体がいまいちなので・・・。2個200円
フィナンシェ(アプリコット)
これは楕円形である。味は、ノーマルのフィナンシェにアプリコットが入っているだけと言っても過言ではない。アプリコットに期待した人たちは裏切られるであろう。2個200円
チョコクッキー
直径9cm。クルミ入り。香料が添加されていない、ストレートな味。1枚230円。
パウンドケーキ(レモン)
6.5cm×高さ6cm×厚さ2cm。ぱさぱさしているのが気になった。180円
パウンドケーキ(アップル)
リンゴ、レーズンの果肉入り。やっぱりパサパサしているのが気になる250円

 参考:キース・マンハッタン, グラマシー ニューヨーク

*1:現在は販売していないらしい