真盛豆 By 竹濱義春

ta-nuki2006-11-02

真盛豆は明応年間(1492〜1500)に天台宗真盛派を開いた慈攝大師という人が考案した菓子で、豊臣秀吉に献上された際に秀吉が賛辞を贈ったとか、細川藤孝(幽斎)が真盛豆を歌に詠んだという記録が残っているらしい。
が、しばらくの間、どこの店でも作られていなかったのを竹濱義春(1861年創業)が復活させたそうな。
直径2cm弱の緑色の球体で、袋を開けた時から、青のり良い香りが広がる。
構造は、炒った黒豆を芯にして、州浜生地で太らせ、青のりをまぶしたものである。
州浜生地はざっくりとした食感で、黒豆は、ぐにゅっとした食感で、妙な感じです。
私の購入したものは青海苔の香りが強すぎて、州浜のきな粉の香りや、黒豆の香りが、かき消されていました。
飴みたいに口に含んで舐めて続けてみたら、青海苔、きな粉、黒豆のそれぞれの味が楽しめました。
梅雨期は製造しない。12個入り525円(税込)