フレンチの鉄人、ロールケーキ対決!!

先に言い訳させてもらうと、これらは無理やり取り寄せたものではなく、とあるスーパーマーケットの同じ売り場に並んで陳列されていたのである。その、とあるスパーマーケットで、初代フレンチの鉄人の石鍋裕のクイーンアリスの、「アリスのロールケーキ(バニラ:600円)」と、2代目フレンチの鉄人の坂井宏行の「鉄人ロール(バニラ:550円)」を購入した。それだけでは判断材料が足りないと思い、C3ロターレ(プレーン)を購入。ロターレを選んだ理由は、鉄人のロールケーキを購入したスーパーマーケットから一番近いところにある、それなりに有名な店だったからで、他意はないのだが、結果的に、このロターレ購入が間違いだったかも。とりあえずロターレから先に食べ終えた。
私の記憶が確かならば、私は学生時代に、なけなしのお小遣いで、ホルン洋菓子店のキミロールを購入した。キミロールの味については全く覚えていないが、一つだけ覚えていることは、購入日に約半分食べて、残りは明日食べようと冷蔵庫で保管し、翌日残りのキミロールを食べたところ、全くの別物の味になっていたという事。「本日中にお召し上がりください」と書かれたものは、本日中に食べましょう。
もう一つ思い出したのは、つい最近、とあるスーパー(わざと伏せているのではなく、マジで思い出せない)で、50代と思わしきオッサンが、ヤマザキのスイスロールの特売というpopを見て、両脇に2個ずつ、計4個を抱えて(カゴ使えよ)、慌ててレジに駆け込んでいったのを目撃した事。私が言いたいのは、このオッサンが買った4つのスイスロールの合計より、今回購入したロールケーキ1つの方が高価である事。つまり、4倍以上おいしくなければ、私はそのオッサンに負けていると言えよう。
では、甦るがいい、アイアンシェフ

アリスのロールケーキ
直径6cm,長さ10cm。フォークを刺した瞬間に、「硬い」と思った。スポンジはパサパサしており、硬い。クリームも硬いが、口の中でとろける様に溶ける。スタイリッシュなフォルムと、上品な甘さだが、スポンジに対する不満は大きい。
鉄人ロール
直径9cm,長さ12cmで、大きい。アリスのロールケーキと違い、スポンジに焼き目が残っている。スポンジはやや柔らかい。クリームはアリスのロールケーキ同様に硬く、しかし、口の中でとろけるように溶ける。これがフランス流なのか。ちなみにロターレはホイップされたクリームで、コクがあり、クリームだけを評価するならばロターレのほうが好きです。アリスのロールケーキのようなスタイリッシュさはないが、逆に素朴な感じがあるとも言える。

 わたし的には、アリスのロールケーキのスポンジの質に不満があるため、この勝負、鉄人ロールの勝ちとしたい。
これが新たな旅立ちの序章になるのかどうかは、まだ不明です。