白玉ぜんざい By 初音茶屋

銀座線に揺られながら、一体俺は何のためにこんな事をしているのだろうと考えていました。
すると、俺の脳に誰か呼びかける「道の果てには安らぎがある」と。生きる苦悩のわらじ脱げる場所、俺はその地を目指してるのだろう。
田原町駅で降りて、ひさご通り商店街内の初音茶屋を目指す。手元の資料によると、初音茶屋は白玉だんごにこだわっていて、注文を受けてから白玉だんごをこねるという。
メニューを見ると、白玉ぜんざい(650円)とクリームぜんざい(650円)があり、白玉追加が+250円で、アイスクリーム追加が+150円である。とうことは、白玉ぜんざいにアイスクリーム追加だと合計800円で、クリームぜんざいに白玉追加だと合計900円ということになる。
で、どっちが良いのか店員のおばさんに訊いたところ、ぜんざいの量は同じ、白玉だんごも同じ、違うのはアイスクリームの量になります、とのこと。「よっぽどアイスが好きじゃなけりゃ、白玉ぜんざいにアイスクリーム追加でいいと思いますよ」とのことだったので、白玉ぜんざいにアイスクリーム追加にしました。
で、注文した後で時計を見ると、若松を出てから30分も経っていないことに気が付きました。けれども、注文を聞いてから白玉だんごをこねるのなら、しばらく時間がかかると思われるので、お腹も減るんじゃない?と楽観的に構えていたのですが、5分ぐらいで白玉ぜんざいにアイスクリーム追加が出てきました。
白玉ぜんざいは、白玉だんごが5個。アイスはさっきの若松よりは当然大きいです。で、木匙を渡されたのですが、木匙でアイス食べるのが食べにくかったです。
白玉だんごは、まず、形が綺麗。で、出来立てほやほやなので、人肌の温かさです。まさか、こんな孤独な都会暮らしの中で、こんな形で人の暖かさに触れる機会に恵まれるとは思っても見ませんでした。あわてて他の白玉だんごをアイスで冷やしました。白玉だんごについては、舌触り、弾力ともに問題がありませんでした。あんこは、こしあん粒あんを混ぜたようなもののようで、舌触りは問題ないのですが、甘さは控えめな感じでした。