「心理テスト」はウソでした

今週号のAERAを読んでいたら、書評で「『心理テスト』はウソでした(ISBN:4822244466)」が紹介されていた。
「心理テスト」って聞くと、「あなたの目の前に壁があります。その壁はどれぐらいの高さですか?」みたいなやつかと思ったのだが、そうでうはない。
あわてて買いにいって即座に読んだのですが、SPIも「妥当性があるとは思えない」とか書かれていた(ただし、検証はない)。
就職活動時に数社でSPIを受けたのだが、対策をしていたのでSPIで足切りされた会社は1社だったことを思い出した。ちなみに、対策をしていなければ、かなりやばい結果が出ることも分かっていた。足切りを受けた会社の、現在の求職情報を見ると「選考に際しては、コミュニケーション能力を特に重視しています」と書いてやがる。その会社は、SPIで外向性が高い人間を上から順番に取ったと思われる。
が、そこが落とし穴で、外向性が高い人ほどブロッキング現象が起き易く、知的作業に対する作業能率が低いらしい。「『心理テスト』はウソでした」の「内田クレッペリン検査」の項で、内向性の人と外向性の人の作業の安定性を並べた図があるのだが、外向性の人のは5分も集中が持たないらしい。しかも、その作業の停滞に関して、自分自身は無自覚であるという。