MDR-CD900STどうよ?

では。MDR-CD900STがどういうものなのかをレポートします。
まず外観ですが、長さを調節する部分が簡素なつくりで、MDR-Z500DJのように角度を変えたり、折畳んだり出来ません。また、MDR-CD900STは信号をつたえるコードがピョンと外に出ていて、むき出しになっています。一方、MDR-Z500DJはコードが内側を通っているようです。MDR-CD900STはこのへんがかなり手抜で、壊れやすそうです。少なくとも、MDR-CD900STは持歩きに適していません。
耳にあたる部分は耳をスッポリと覆う形で、MDR-Z500DJRP-DJ1200の様に、ただ耳に押しつけるタイプではありません。
また、プラグが標準プラグのみで、他の形式のプラグへの変換器具は用意されていません。
さらに、抵抗が63Ωもあり、接続するオーディオ機器側のヘッドホン出力にはそれなりのパワーが必要になり、少なくとも私の所有しているCD-Walkmanではパワー不足です。
で、音質なのですが、モニター用ということで、MDR-Z500DJRP-DJ1200の様な特性なのかと思っていたのですが、そうではなく、中音域の音像がくっきりとしていて、MDR-Z500DJRP-DJ1200が得意な低音域はそれほどでもありませんでした。高音域も、抜ける様な快感は与えてくれません。どちらかと言えば、イヤホンで言うとMDR-E888の特性と似た所があります。もちろん、音質はMDR-E888とは比べ物にならない程MDR-CD900STの方が良いです。