ガンバ大阪 v.s. 京都サンガ (J2開幕戦)

開幕戦から京阪ダービー。日程くん、分かっているやないか。

ガンバのスタメンは、レアンドロ家長昭博の2トップ。加地が怪我で、右サイドバックには丹羽大輝が入り、GKは藤ヶ谷陽介
サンガのスタメンは、GKが新加入のオ・スンフン。ディフェンスラインは昨季と変わらず、バヤリッツァ染谷悠太センターバックのコンビ。チョン・ウヨンが抜けたボランチ秋本倫孝工藤浩平が入り、三平和司宮吉拓実の2トップに。

試合は、ホームのガンバが序盤は仕掛けたものの、サンガも大木武監督の代名詞であるクローズド戦術でのパス回しからリズムを掴み、お互いに攻め合う好試合になった。
ガンバの守備陣がサンガのパス回しに焦れてファールが多くなり始めた前半24分、サンガの距離のあるフリーキックから秋本がヘディングで落としたところを安藤淳が振り向きざまに鋭いボレーシュート。鮮やかに決まって、アウェーのサンガが先制した。安藤は今季からキャプテンに就任。安藤はかつて加藤久監督時代にFW起用されたこともあった(思い出したくないが、忘れられない)。

結局、ややサンガが試合をコントロールしたような感じで1点のリードを保って前半が終了。

長谷川健太監督は後半開始から家長のポジションを中盤に移して、家長のボールキープ力を使って京都の守備をかいくぐろうという作戦に出た。
後半14分、右サイドでの遠藤と家長のパス交換から、遠藤保仁がボールをペナルティアーク内でフリーで待っていた阿部浩之に送り、これを阿部がダイレクトでシュートを放ち、ゴール隅に決まってガンバが同点に追いついた。
更に直後の後半15分、ペナルティエリア内でドリブルでボールをキープしていたレアンドロを染谷が倒してPKに。これをレアンドロ自身がきっちり決めて、ガンバは逆転に成功。
後半29分、ファールが増えた家長に代わって二川が入り、同時にサンガは駒井善成に代えて中村祐哉を投入。後半33分には三平に代えて久保裕也が入った。
後半35分、久保裕也が起点となって、安藤のセンタリングから中央で待っていた山瀬功治ミドルシュート。この試合、山瀬は惜しいシュートを数本放っていたが、ようやく決めて、サンガが同点に追いついた。
この時間帯からさらに試合はヒートアップ。後半40分に長谷川健太監督は平井将生を投入。どちらも引かない攻め合いが続く。
後半44分、追いついた勢いそのままに、中村祐哉のスルーパスから久保裕也がゴールを決め、サンガが再逆転。
しかし試合は終わらない。ロスタイム1分、パウリーニョバヤリッツァペナルティエリア内で倒してPKに。バヤリッツァは退場に。
このPKを遠藤が決めて、同点に。

結局 3 - 3 で引き分けに。

J2とは思えない高レベルの攻め合いが見られた。