名古屋グランパス vs FCソウル

試合としては、お互いが攻める意識を見せる、いわゆるオープンな試合になった。
FCソウルのコーナッキックからのカウンターで、永井謙佑FCソウルのロングボールの処理をミスしたのを見逃さず、ボールを奪って独走、寄せて来た相手GKの頭上を越すシュートでグランパスが先制した。
前半は、両チームとも、このチャンスしか決定的な場面は無く、膠着した雰囲気があった。
後半10分過ぎぐらいからグランパスの選手の足が止まり始め、相手選手が中盤でボールを持っても寄せきれず、ディフェンスラインとボランチの間の、いわゆるバイタルエリアで相手選手をフリーにしてしまい、FCソウルのペースになった。60分に FCソウルの選手にロングシュートを決められるが、ボールを持っている選手に寄せきれていなかったから、そうなるのである。

同点となった後は闘莉王が前線に上がり、しかしFCソウルも攻めるという撃ち合いの様相だったが、ボールは動くもスコアは動かない。雑な試合になった。

グランパスは守備と決定力に不安を残した。特に、組織的な中盤の守備を構築しなければいけないと思った。