DEMEL

この店のそもそもの成り立ちは、ツッカーベッカー*1だったルートヴィッヒ・デーネの息子さんが跡を継がずに、店を仕切っていたクリストフ・デメルに店を譲り、クリストフ・デメルさん死後にクリストフ・デメルさんの2人の息子が店を継いだ際に、店名を「クリストフ・デメルの息子たち」と改めたとか。
下記の価格は全て税別表示です。

ザッハ・トルテ

菓子職人フランツ・ザッハが考案したチョコケーキ。ケーキ上の三角形のマークには「(フランツ・ザッハの息子の)エドワードによる、正真正銘のデメルのザッハトルテ」と書かれているとのこと。この商標を巡ってホテル・ザッハとデメルとの間で7年間法廷で争ったそうな。しかし、エドワードさん日本に来たはるの?長生きやね。チョコのスポンジに杏ジャムを塗って、それをチョコレートでコーティングしたもの。チョコレートは甘めで、スポンジはパサパサしているのが気になる。昨日知ったのだが、長年パンを食べ続けてきたヨーロッパ人は日本人に比べて唾液の分泌量が多いので、パサパサしているのが気にならないそうだ。賞味期限は冷蔵保存で4日間。3.5号(直径10cm×高さ4.5cm)2,000円。

エルトベアオーバスシュニッテン

一見、いちごのショートケーキに見えるが、底はショコラなスポンジケーキで、そのショコラなスポンジケーキの間には苺クリームが挟まれている。500円

オランジェンタルト

オレンジのムースとチョコクリームのタルト。オレンジピールが載っている。450円

キルッシュタルト

サクランボの洋酒漬けてんこ持盛り。中身は生クリーム。土台のタルトはチョコレートでコーティングされている。450円

マローニタルト

モンブランみたいな物。マロングラッセが載っている。周囲はチョコクリームである。500円

トラッフルトルテ

チョコケーキ。上面はカカオパウダーで覆われ、側面は削ったチョコレートで覆われている。内部はショコラなスポンジケーキとチョコクリームが5層に積み重なっている。しっかり苦い。これだけズバ抜けて高価だ。700円

リンツァートルテ

オーストリアのリンツという都市で生まれたケーキとのこと。直径12cm×高さ4.5cm。上面はアーモンドスライスで覆われており、その下はシナモン味のスポンジで、やっぱり、パサパサしているのが気になる。中にラズベリージャムが入っているが、どうやって入れたのかが分からない。賞味期限は常温保存で最長1ヶ月。2,000円

ヴィーナーシュニッテン

名前は、ウイーン風のケーキということらしい。幅5cm×高さ3cm×長さ17cm。下がショコラなケーキで、上はオレンジ風味のケーキでくるみが入っている。ややパサパサしている。賞味期限は常温保存で3週間。1,000円

オランジェンシュニッテン

ヴィーナーシュニッテンと同サイズ。オレンジとチョコレートというテーマはヴィーナーシュニッテンに似ているが、ケーキは2層に分かれておらず、全てチョコバターケーキ。表面にオレンジピールが載っている。賞味期限は常温保存で4週間。1,000円

マローニシュニッテン

栗のラム酒漬けのケーキで、ややアルコールの臭いが残っている。食感は、ふんわり、しっとりしている。ヴィーナーシュニッテンと同サイズ。賞味期限は常温保存で3週間。1,000円

*1:ウイーン王室御用達菓子職人