ぽっくり栗蒸し羊羹 By 二葉家

ta-nuki2007-08-14

二葉家は、東京都中央区佃にある明治元年創業の和菓子店である。
どうでもいいことだが、佃という地名は、江戸時代に、現在の大阪市の佃から移住してきた人々が住み着いた事によるのだが、どちらも似たような海辺の町である。
ぽっくり栗蒸し羊羹は、蒸し羊羹にしては、もちもちとした食感ではない。かといって、「月よみ山路」のようにがちがちに硬いわけでもなく、中途半端な感じである。栗は、たぶんクチナシで染められているのであろう、鮮やかな黄色なのであるが、写真のように、外観からそれをうかがい知ることは難しい。そう、この菓子の最大の欠点は、その外観である。
長さは17cmで、店主曰く、サランラップの上から輪切りにして食せば良いとの事。後で気になったのだが、サランラップの無い時代にはどうやって製造していたのだろう?
味は、甘さ控えめで、悪くは無いのであるが、これという特徴も無い。
余談だが、この二葉家の店内は雑然としている。店主であろう男性は、丁寧な接客だったが、着ていたTシャツに穴が開いていた。写真のように竹皮包みで包んだ上から、包装紙で包んで頂いたのだが、この包装紙のインクの匂いが気になった。
賞味期限は常温で10日。1本750円(無税?)