夜の新宿駅西口

昨夜、職場の歓送迎会が西新宿でありました。その帰りにJR新宿駅西口の地上に「私の志集 300円」と書かれた紙を、サンドイッチマンよろしく首からかけた女性がいました。一緒にいた職場の先輩によると、以前から出没しているらしい。たしかに、首から下げている紙は年季が入っている。先輩が「なんかの罰ゲームで、彼女の詩集買う、というのをいつかやって見たい」と言っていた。たしかに、その詩集を買うためには度胸が要るなぁ、と思いました。でも、例えば、彼女に「詩集ください」って言って来た人が、実は罰ゲームで買わされていると彼女が分かったら、彼女はどんな気分になるんだろう?と考えると、罰ゲームで彼女の詩集を買うという行為は、彼女に対して残酷な行為だわなぁ。
例えば、このはてなダイアリーで詩を書いていれば、不特定多数の人に見てもらえる可能性があるが、彼女は彼女の詩をあえて対面販売しているのは、彼女の詩を読んでくれる人を自分の目で確かめたいため、だろうか。無料ではなく300円であるのは、プロ意識を持つためだろうか。にしても、田口ランディの例もあるし、対面販売じゃなくても良い気がするのだが。
あと、何故、西口側にいるのか?という疑問もある。西側は金融会社のビルなどが立ち並ぶオフィス街側で、アルタや伊勢丹などは東口側にあり、タワーレコードやハンズなどは南口側にある。彼女の想定している、彼女の詩集の客層がどんなものなのか、まったく予想がつかない。
調べてみると、彼女は20年以上前からそこに立っていたそうである。今40代だそうだ。30歳以上年上の男性と結婚しているのだという。