蕎麦板 v.s. そば短冊

そば短冊

蕎麦板 By
//www.honke-owariya.co.jp/frame.html">尾張屋傳左衛門:尾張屋は1465年の創業時、そもそも菓子屋だったらしい。いつの間にか、後から始めた蕎麦屋の方が有名になり、今では普通に蕎麦屋だと認識されているそうな。蕎麦板は、2.5cm×7.5cm×薄さ1mmの板で、片面に黒胡麻がちりばめられている。歯ごたえはパキッと割れる感じ。味は、胡麻の味が強く、卵の味もする。蕎麦の味はないがしろである。5枚パック×6パック420円。
そば短冊 By
//www.a-dos.ne.jp/map/higasi/sawasho-kasi/">澤正:澤正は明治の後期に創業した、有名になりつつある蕎麦屋である。みそ、柚子、松の実、抹茶、胡麻の5種類がある。いずれも、4cm×8.5cm×薄さ1mmで、尾張屋の倍以上の大きさである。食感は、サクッと軽い。いずれも、ちゃんと蕎麦の香りがする。2枚パック×2パック×5種セット700円(税別)

 そば短冊の勝ちとしたい。

蕎麦ぼうろ対決!! かわみち屋 v.s. 尾張屋 v.s. 澤正

蕎麦ぼうろは、河道屋安兵衛が創り出したというのが定説だが、澤正は、澤正の初代が作ったと言っている。けれども、それは無理がある。

//www.kawamitiya.co.jp/">かわみち屋:店の位置が河原町通ではなく、一筋西に入っているのは、いかがなものかと思う。ちょっと焦げたような香りがしていて、焼きすぎじゃないかと思う。ほのかに甘い。100g320円(税込)
尾張
一番、形が整っていないが、それは焼く時に膨張したからで、一番空気を含んでいる。やや甘い。100g530円(税込)
澤正
一番形が整っているが、それは焼く時に膨張していないからで、一番硬い。スティック型と花形の2種類入っており、味気ない。同じ澤正の製品なら「そばきり」のほうが、蕎麦の香りが豊かなので、そちらをお勧めする。どうでもいいけど、澤正の製品は、原材料表示や製造者名や内容量の表記が全くないのですが、保健所にチクって良いですか? 1袋500円(税別)

結論:いずれも熊内萬正堂に及ばない。
熊内萬正堂は山科区御陵の、明治天皇陛下が御贔屓だったお店。松葉型の蕎麦ぼうろで、味噌、胡麻クルミ、タマゴなどのバリエーションがあった。数年前、店主が亡くなり、お子さんも弟子もいなかったため、閉店した(血涙)。

参考:そばんぼう By 花せ屋