神楽坂 茶寮

ta-nuki2008-03-13

この店を最初に見たのは渋谷店だったのですが、その時は別の用事があったのと、いつか神楽坂店に行くという強い意志が芽生えたので、プランタン銀座店を見かけた時も何も買わずにおきました。
結論から言うと、やっぱ、神楽坂店には神楽坂でしかありえない雰囲気がありました。トイレには香炉があって、綿棒まで用意されていたり。オリジナルCDまで売っているのはアレゲな感じで、中野区的な感覚ですが。
開店からPM1:30までは店内ではランチセットメニューだけしかオーダーできない(スイーツのテイクアウトは可)。
待ち行列が出来ていて、その最大の原因は、料理が出てくるのが遅いこと。どう見ても人手不足で、カットケーキをオーダーした人が10分待たされるって、ちょっとおかしい。
卓上には黒ゴマをすった物が置かれていて、食べると塩っぱい。店員に聞くと料理に掛けるためだとか。また、砂糖は置いて無くって、飲み物にはメープルシロップぽいシロップ(流動性が高く、本物のメープルシロップではなさげ)が付く。
下記の価格はすべて税込みです。

京抹茶のプリン大福
写真手前左側。直径4cm×高さ3.4cm。内部は下から、スポンジケーキ、抹茶プリン、つぶあんで、粒餡内に栗が入っている。小さい割には複雑な構成なのに、この値段で良いのか?と、コストパフォーマンス的には大満足。味は、予想していたよりもまともで、和風な味でした。竹篭(6角形)付き。テイクアウト280円
苺の京抹茶のプリン大福
写真左側奥。同じく直径4cm×高さ3.4cm。内部は下から、スポンジケーキ、抹茶プリン、白あんで、白餡内にイチゴが入っている。和風とは言い切れないものの、面白い取り合わせで、面白い味。テイクアウト280円
紫いものプリン大福
写真手前右側。同じく直径4cm×高さ3.4cm。内部は下から、カスタードプリン、紫いも餡。カスタードプリンは、これがプリンかよ!と思うぐらい、やや固い。プリンの量が他のものに比べて倍になっているのでプリンのバニラ味のほうが勝ってしまい、和風ではないし、期待していたものを悪いほうに裏切られた気分。テイクアウト280円
ショコラとチーズのプリン大福
写真右側奥。同じく直径4cm×高さ3.4cm。内部は下から、スポンジケーキ、カスタードプリン、チョコ味の餡で、チョコ味の餡の中に2mm角ぐらいの大きさのチーズが餡と同量ぐらい入っている。が、それほどチーズの味はしない。メニューからそのうち消えていても、何の不思議も無いと思った。テイクアウト280円
竹炭の和プリン
高さ10cm。味は普通のミルクプリン。とにかく食べにくい。そして、食後にリサイクルに出すために洗うのも洗いにくい。テイクアウト250円
生麩と白玉のクリームあんみつ
予想していたよりも器が結構おっきかった。あんみつだから、黒蜜付き。抹茶アイスと粒餡と、生クリームにぶぶあられが散らされ、白玉×2個にはきな粉が掛けられている。白玉は結構粘っこくって弾力があって良かった。味の無い寒天と抹茶のゼリー。抹茶のゼリーは色は濃いのだが、味は武田鉄矢の人情ぐらい薄い。赤えんどう豆と、よもぎ味の生麩×2個。生麩はもっちりとした弾力があり、苦味も無く良い感じ。一押しです。730円
抹茶とミルクプリンの和パフェ
上から、和栗のマロングラッセ、きな粉のシフォンケーキ、あずきアイス、抹茶アイス、バニラアイス、白玉団子×2個、コーンフレーク+チョコソース。無味の寒天と抹茶のゼリー(どちらも3cm×3cm×2cm×4個)、ミルクプリン、抹茶(たぶん、抹茶の粉そのもの)、一番底に粒餡である。一番駄目な部分は、コーンフレーク〜寒天とゼリーの部分が味が薄くって、退屈であること。あんみつなら、黒蜜がかかるので、抹茶のゼリーの味の薄さは気にならなかったのだが。都路里パフェと比べると何光年も引き離されている気がするけど、向こうの方が値段が倍だから仕方ないか。780円
黒豆豆乳のできたて豆花 黒蜜添え*1
塩昆布が付くが、そうじゃないと途中で飽きるだろうというぐらい、予想以上に量が多い。値段から考えるとそれぐらい無ければいけないのだけれども、限度というものがあるだろう。上面には茶葉が掛けられている。黒蜜には、ぶぶあられが浮いている。まだ温かくて、上面だけが固まっており、出来立てどころかまだ出来ていない。とりあえず既に固まっているいるところを食べると、味はすごく高価な豆腐を食べているような味。ただし、やや淡白で、黒蜜は必須だなと思い、黒蜜を掛けると温度が下がって液状だった部分も固まる。ちょっと感動した。黒蜜をかけると味的にもちょうど良いぐらいになった。ぶぶあられは食感的なアクセントになって良いのだが、もう少し量が多くても罰は当たらないだろうと思った。730円
抹茶のレアチーズケーキ
バニラアイス、生クリーム(ぶぶあられが載っている)、つぶ餡、シロップ添え。レアチーズケーキ自体は、かなり小さい。レアチーズケーキの味は、ちゃんと抹茶の香りが立っており、後からチーズのコクが口の中に広がり、双方のよい点が活かされていた。単品830円
ほうじ茶とバナナのタルト
半径9.5cm×高さ6cm。タルトの端にソテーされたバナナが立っている。内部は一見、チョコクリームかと思ったのだが、食べると、ほうじ茶のクリームだった。その、ほうじ茶のクリームに、輪切りのバナナが含まれている。上に載っているのは南瓜の種など。バナナの香りがプンプンして、期待を裏切らないバナナ度の高さだった。テイクアウト520円
くるみ と わらびもちのタルト
同じく半径9.5cm×高さ6cm。わらび餅は抹茶にまぶされている。くるみはフリカケだけでなくあんこの中にも含まれている。タルトの土台にもクルミが入っているようだが、タルトの土台は、どちらかというとバターの風味のほうが強い。テイクアウト520円
柚子のシフォンケーキ
外径8cm-内径1.5cm(ともに半径)×高さ9.5cmのリング型。周囲を生クリームで覆われ、上面に交差するように柚子ピールが2枚置かれている。ふんわり仕上がっている。柚子の風味はちょっと強めかな。もう少し抑えてもらえたほうが嬉しいのだが。テイクアウト470円
抹茶のシフォンケーキ
上記"柚子のシフォンケーキ"と同じ大きさ。柚子を食べた時点で予想はついていたのだが、やっぱ、ちょっと味が濃いかなぁ。ここは京都ではなく、やっぱ神楽坂なんだなぁ、と思った。テイクアウト470円

*1:現在はもうメニューに載って無いです