ぬれ甘なつと By 花園万頭

母親が近くのデパートで、花園万頭製の「ぬれ甘なつと」を買って帰ってきた。
岸朝子さんの東京五つ星の手みやげ(isbn:4487799066)という本では、花園万頭自身が取り上げられているので、母に花園万頭も買ってくるように言ったところ、母の言うことには、そのデパートでは、ぬれ甘なつとしか売っていなかったらしい。
さらに母は「花園万頭製のぬれ甘なつとは有名だが、饅頭の方は聞いたことがない」と言う。あんたは岸朝子に楯つくつもりか。

そんなわけでぬれ甘なつとをたべてみると、煮崩れしていない小豆に、芯までしっかり甘みがしみ込んでいて濃厚な味で、京都育ちで万事薄味志向の私には、すこし重たい。スプーンで3匙ぐらいで、「もう十分」と思ってしまうほどでした。