セレッソ大阪 vs 全北現代

ACLのグループステージで同組だったため、今シーズン既にACLホーム&アウェーで戦っている組み合わせ。
グループリーグでは、共にホーム側が1 - 0で勝つという、互角の成績だったのだが、長居での対戦は、Kリーグとの過密日程となった全北現代がスタメンを大幅に入れ替えていたのと、その時に決勝点を挙げた乾貴士は移籍してしまっているので、あまり参考にならない気がする。
セレッソJリーグの前節の試合で茂庭照幸が負傷退場していて、レヴィー・クルピ監督が前日の会見で「確かに、うちのチームに怪我の選手はいるが、怪我をしている選手の事を考えても意味が無い」というような事を語っていたため、茂庭は欠場するものだと思っていたが、茂庭はスタメンで登場した。前節、途中出場だったキム・ボギョンもスタメン出場。怪我人とは、マルチネスの事だったのか。
試合は前半5分にイ・ドングクがルイスとのワン・ツーからゴール前にフリーで抜け出してゴールを決め全北現代が先制。
しかし、前半28分に右サイドを突破したキム・ボギョンが入れたグラウンダーのクロスに播戸竜二がゴール前で合わせ、セレッソが同点に追いついた。
前半ロスタイム、ゴール前のこぼれ球をイ・ドングクがシュート。これが丸橋に当たってコースが変わり、セレッソゴールに入ってしまった。再び全北現代が1点リード。
1 - 2で全北現代がリードで折り返した。セレッソとしては、播戸を先発で使ったので、攻撃の切り札が無い状態。
後半10分、セレッソコーナーキックのチャンスに清武弘嗣がヘディングシュートをネジ込み、セレッソが再び同点に追いついた。
しかし、直後の後半12分に、全北現代コーナーキックからのヘディングシュートを叩き込み、三たびセレッソからリードを奪った。
後半15分、全北現代はブラジル人のエニーニョを下げてディフェンダーを投入。
しかし逃げ切れない。後半17分、セレッソペナルティエリアやや外からのフリーキックキム・ボギョンが蹴ったところ、壁に入っていた全北現代の選手がペナルティエリア内でハンド。上本大海のハンドの呪は継続中。ペナルティキックキム・ボギョンが決めて、セレッソが3たび同点に追いついた。
後半22分、播戸が足をつって、大竹洋平と交代。大竹はFC東京から移籍してからセレッソでの初の公式戦出場である。梶野強化部長は、また面白い選手を連れて来たね。
後半35分、セレッソコーナーキックのチャンス。キッカーの酒本憲幸が蹴る前に不自然なジェスチャーをしたので、何かあると思っていたら、サインプレー。マイナス方向にグラウンダーのボールを入れ、走り込んだ清武が、今度は足でシュート。これが決まって、この試合、初めてセレッソがリードを奪った。

結局、4 - 3でセレッソが先勝した。のだが、簡単に失点し過ぎである。特に、バイタルエリアで自由にやらせ過ぎだった。ディフェンスラインが下がり過ぎていたので、スペースが出来たのではないか?
昨シーズンは、セレッソの守備は失点が少なかったのだが。